流産宣告後 | yの日記

流産宣告後

泣きながら診察室を出て、
(このままだと、待合室にいる人達に変に見られる…どうしよう…)
と思っていたら

看護師さんが「ちょっとこちらへ来てください」と別室へ案内してくれ、
カーテンを閉めたベットへ座らせてくれました。
「手術に関するお話があるので、少しここで待っていてください。」
と言われ、5分くらい1人にしてくれました。


1人になった途端、嘘かと思う程の涙と
色んな気持ちがあふれて来て、声を出して泣いてしまいました…
流産は本当に体験しないと辛さが分からない。
こんなに悲しくなるとは正直自分でも驚きました。


看護師さんが戻って来て、手術に関する書類を渡されたり
説明をしてもらったりしたけど、
頭の中にほとんど入って来ませんでした。
ぼーーっとして「次はどうすれば良いんでした?」
と何度か聞いてしまいました。

手術の為には、付き添いの人が必要という事で
夫に流産の報告と手術の日に仕事を休めるかを確認する為に
電話をかけに病院の外へ出ました。

心配そうな夫の声を聞いた瞬間、また涙が出て来て
雨の中、泣きながら流産の報告をしました。

$初めての妊娠・流産を乗り越える


夫は仕事中でしたが「今からすぐに行く。」と言い
本当にすぐに病院へ駆けつけてくれました。
帰りは車の中で、ずっと泣いていました。
夫は、変に元気付けたり励ましたりはせずに

「無理に立ち直ろうとせんで良いし、思いっきり泣いたらええよ…」
とずっと側にいてくれました。

私はこの日、悲しみのどん底にいましたが
夫の存在に助けられ、
この人と結婚して
心から良かったと思いました。


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