私は、夫の父たちを連れて、我が家へ。



夫は、夫の父が連れてきた新しい彼女を見て、

「あ…あれ?

マイクのお母さんですよね?

お久しぶりです!」




「ルーク、私を覚えててくれたのね!

そう私の息子のマイクとあなたは、一緒にアメフトをやっていたから。

ルークのお父さんがコーチでね。」




「マイクはお元気ですか?」




「まあね。

マイクは今、ドラッグで刑務所に収監されていて、

そこでアメフト元コーチのあなたのお父さんと再会したのよ!


それでマイクが

『ママ、コーチが僕と同じ刑務所にいるよ!』

と連絡してきたから、

私が彼に面会に行ったの。」




そうなんだ…




私は夫の薬物依存性の話を、

今でも親友や友達にしていません。


私がまともに話せたのは、

母、兄、あとは主に児童相談所や病院など。

父には心配するので言えません。

(母は父に話していますが、私の口からは父に言えません。寡黙で保守的、良い意味で田舎者の父に

は伝えられません。)


こういうふうに「私の家族は薬物依存性なの。」ってサラッと言える人って…

大丈夫なのかな、

伝えた相手が悪ければウワサがまわります。




そういえば夫がアメフトをやめた理由…


「コーチである僕の父の周りに、

とりまきのように、いつもやさぐれた感じのシングルマザーが何人も僕の父につきまとっていて、

気持ち悪かったから、アメフトの練習に行くのをやめた。」



夫の父はハンサムで、

アメフトのコーチをやっていたから、まあまあモテたそうです。



そういえば私の夫は浮気の心配だけはありませんでした。


一度、友達とおもしろ半分で、昔、テレビのロンドンハーツのブラックメールをマネして、


「ルークさん、お久しぶりです!

以前、同じ職場でした、

覚えていますか?

ゴールデンウィーク、暇だったら飲みに行きませんか?」


と夫の携帯にショートメールを送ってみましたが、


「すみません、記憶力が悪いので覚えていません。

ゴールデンウィークは妻子と家族旅行なので。

失礼します。」

(↑家族旅行はウソ)

と返信が来て、


また書こうとしたら、夫にブロックされていました笑い泣き


しかも夫はその話を私にしてきませんでした。

私に余計な心配をかけたくなかったのでしょう。




話は戻り…


毎度のことですが、夫の父はタバコを吸い、

新しい彼女(ペニーさん)もタバコを吸うので、


ヤンキー高校のごとく、2人が夫を連れていくので困りました。


夫には禁煙をしてほしかったので…。


 

それから、孫である私の子供たちを構ってあげてほしいです。



私の祖父は、朝5時に起きて、カブトムシを取りに連れて行ってくれたり、

孫を連れて山遊び、川遊びが大好きでした。

大正後期生まれでありながら、ドラえもんの映画や遊園地も連れていってくれたり、一日中遊んでくれました。



私の祖母は、編み物や料理を教えてくれました。

お料理が得意で、同じく大正後期生まれでしたが、ケーキやプリンを一緒に作りました。


私と兄は、夏休みの自由研究でほぼ毎年、表彰されました。

祖父母が「今年は竹籠を作ろう!」など、

毎年、アイデアがすごく、

一緒に取り組んでくれたからです。




もっとビックリすることは…



あんなに孫と遊んでくれた

私の祖父母。




↑私の目標。

こんなふうに、孫といっぱい遊べる、元気なおばあちゃんになりたい。



当時、


私の祖父は、

末期の肺ガンの闘病中、


私の祖母は、

難病のパーキンソン病の闘病中だったのです。






祖父が急患で運ばれた病院に、

兄と私がお見舞いに行くと、

看護師さんに

「◯◯さん、ここにきて初めて笑いましたね」

と言われたのが印象的です。





比べても仕方がないのでしょうが、

当時、夫の父はまだ49歳でした。







話は戻り、

七面鳥を作るにあたり、必要なシーズニングがなく、私は買いに行くことになりました。


すると夫の父の彼女ペニーが、

「凜、私も一緒に行く」と言い出しました。


アメリカのクリスマス・イブは、

日本の地方のお正月のように、何もかも閉まっており、

コンビニもほとんど閉まっていた為、

かなり遠くのコンビニへ向かいました。


車の中で、ペニーさんに

「凜、ルークは重度の薬物依存性ね。

私の息子2人は、コカインで逮捕されたの。」



「そうなんですか…。」



コンビニについたら、

「歯ブラシを忘れたから、凜、買ってもらっていい?

私、お金がないの。」

と私の会計で、割高の歯ブラシを2本もレジに置くペニーさん。


第一印象って大切だな…笑い泣き


私は相手が誰でも、両親や兄に対してでもこういうことはしないから…。



クリスマス・イヴはそれでも家族で楽しく過ごしました。




そして…


ビックリすることが起きました。



クリスマス・イヴの夜、教会に行こうと準備をしていたら、



ピンポーン


誰かが訪ねてきました。