次の日の朝、

小部屋から出て、小部屋の前のロビーみたいな場所で朝食を食べました。


似たような画像が全くありませんでしたが、こんな感じのもっと狭く、全体的にサビれた感じの白を基調としたもっと無機質な場所。



朝食は何だったか、全く覚えていませんが、


…確実に見覚えのあるトレイでした笑い泣き




コーヒーが出てきて嬉しかったですが、ノーカフェインでした。

カフェインは禁止だそうです。




更に拘置所と違ったところは、ロビーは男女一緒でした。


昨日、私が入院の際に見かけた、両手を縛られて泣いていた40代くらいの白人女性は、同じくボロボロの白人男性とカップルのようになって話していました。



シャワーは、小部屋に備えられており、自由に使えましたが…


石鹸やシャンプーはどうすれば良いんだろう?


部屋の間取りは違いますが、こんな感じでした。


看護師さんに、石鹸やシャンプーはどうしたら良いか聞いたら、


洗面台のハンドソープを使え。」




ポーン


しかしハンドソープは、

シャワーの外の洗面台の壁に取り付けられており、




シャワーをしながら、髪を洗う時や、体を洗う時に、タオルを巻いたまま、床を水浸しにして、数回、往復。




初めて、

薬用ハンドソープで、


髪と体を洗いました。


絶望的に泡立たない滝汗







午前中、

看護師さんが「運動をしたい人。」と声をかけてきた為、ついていくと、

そのカップルもついてきました。



運動場は四方をビルに囲まれた、まさにこんな狭い場所。




ここで何をすれば?


するとボロボロの白人男性が私に話しかけてきました。

「手の震えが止まらない…。」



やはり呂律がまわらず、あまり聞き取れなかったので、

「私は英語がわかりません。」とまた英語がわからないフリをしました。



ロビーに戻ると、その日はハロウィンだったので、「クッキーが寄付された。」とスタッフが配っていました。



しかし何故か私はもらえませんでした。笑い泣き



ちなみに4年間のアメリカ生活で、差別を受けたことはたった一度だけ、

駐車場で口論になった黒人女性に

「中国に帰れ!」

といわれ、

「中国か、アフリカのソマリアやジンバブエよりマシだな。あなたもそっちに帰る?」

と言い返したことはあります。


今回、クッキーをいただけなかったことは差別というより、ただ忘れられただけのように感じます。


決して負け惜しみではなく、私はアメリカのクッキーのアイシングが苦手なのです。


すっっっっごく甘くて、というより強烈な砂糖の味で、

アイシングの色もカラフルで不気味滝汗





緊急保護施設ですが、

特に何をしてもらえるだけでなく、

ただ自殺しないように隔離されているだけです。



医師の診察などなく、


拘置所のゆるいバージョンですが、

拘置所のほうがマシでした。



拘置所は、看守さんと囚人が仲が良く、

看守さんも囚人に囲まれてワイワイ世間話をしているような感じで、

囚人たちも、ヤンキー高校の修学旅行みたいに賑やかでした。



しかし、こちらの名ばかりの精神医療の緊急保護施設は、

患者が拘置所の囚人よりずっと状態が悪かったです。


私は、

「夫の薬物が違法ドラッグなら良かった、それならすぐ逮捕してもらえるから。

市販薬は悲惨だ、立てなくなり四つん這いになってヨダレを垂らしても、違法なことをしていかいから、警察も介入してくれない。」

と書きました。


まさにここにいる患者さんたちは、

薬物依存性の末期状態の方ばかりでした。



しかも…拘置所の看守は囚人に優しかったですが、

保護施設の一部の看護師さんは、患者さんをゴミのような扱いをしていました。



極めつけは、


ずっとロビーを歩き回る中年の黒人女性患者がいました。


その女性は、男性の黒人看護師さん2人に挟まれ、のんびり歩いているだけでしたが…。


突然、

その黒人女性患者が、


座っていた別の中年の黒人女性患者に飛びかかり、 


とんでもないパンチで、

ボコボコにし始めたのです。