ようやくパトカーが動き出し、
警察官に
「私はどこへ行くんですか?」
と聞いたら、
警察官に
「うるさい!黙ってろ。
…何で話しかけてくんだよ。」
警察官は私を、
“頭の狂った外人”扱いでした。
私が連れて行かれた場所は、
MHRCとだけ書かれていました。
後で調べたら、
MHRC=Mental health resource center
という医療施設でしたが、
何故か私が連れて行かれたMHRCを画像検索しても、画像が一切ヒットしません。
施設は未だに存在し、ウェブサイトもありますが、
画像だけは非公開なのでしょうね。
MHRCと町名を検索しても、違う病院の画像ばかりが表示されます。
唯一、外観はこれだった気がします🤔
警察官に連れられ、ロビーで警察官が私の代わりに手続きをしていたので、座って待っていると、
40歳位の薬物依存性の白人女性が、裸足でつれてこられて、泣いていました。
手錠ではない何か結束バンドのようなもので、手錠のように後ろに両手を巻かれていました。
それから男性の看護師さんに、洋服を着替えるように言われ、渡されたもの。
紙できた入院服でした。
下着も紙でできた下着を渡されました。
ブラジャーは禁止だと言われました。
自殺防止でしょうね。
部屋は4人部屋でしたが、
見覚えがある…
全く
拘置所と同じ
マットレスとブランケット
こちらも画像検索に一切ヒットされなかったので、仕方なく”拘置所や刑務所のベッド”で検索し、似たものを載せます。
2段ベッドではありませんでしたが、こんな感じのベッドが4つある4人部屋。
窓はありませんでした。
拘置所同様、写真の画像よりもっとサビていました。
4人部屋は私以外に1人だけ、痩せた髪の長い白人女性が寝ており、私が部屋に入ったら、その白人女性は私に挨拶をしてきましたが…
こんな風に表現して心苦しいのですが、
ホラー映画に出てくる西洋人のオバケみたいな女性でした。
髪はボサボサで、ガリガリの体、目の瞳孔が開いて呂律が回っていませんでした。
かわいそうに、まだ20代位のお若い女性のはずですが、40代くらいに見えます。
薬物依存性でしょう、
しかも残念ながら、違法ドラッグではないほうの。
おそらく病院から処方された痛み止めや、
体に合わない向精神薬か、
または夫のように市販薬か。
悲惨です。
違法ドラッグだと刑務所にブチ込まれますが、
処方箋や市販薬だと、法律を犯しているわけではないので、逮捕されないんです。
そしてこうやって廃人になるまで、周りが手助けをできないんです。
彼女は何かを話してきましたが、呂律がまわらず、何を言ってるのか全く聞き取れませんでした。
私は当たり障りのないように、
「ごめんなさい、私はあまり英語がわからないんだ。」
と英語がわからないフリをしてみましたが、
彼女は気にせずずっと何かを話し続けました。
誤解を恐れずにいえば、約4ヶ月前に入った拘置所のほうがマシでした。
まだ拘置所のほうが
にぎやかで、明るく、パワーがありました。
精神科の緊急保護施設は、
服も紙、
とても暗い場所でした。
そういえば夕飯を食べていませんでした。
お腹は空いてはいませんでしたが、
生き残るために何か食べようと思い、ブザーを押し、
「すみません、実は夕飯を食べていなくて…。何か食べる軽食があれば、いただけませんか。」
とインターフォンでスタッフに聞きましたが、
ガチャッと切られ、無視されました