アメリカの拘置所の朝。
朝食に並んでいると、やはり痩せた黒人さんのA子が来て、
「ご飯少しちょうだい。」
しかし私は前日にほとんど食べておらず、朝は無性にお腹が空いていた為、
「今はお腹が空いているから多分、朝食は全部食べるよ。」
と伝えました。
朝食は…
ああ、残念…オートミールでした。
↑今度は玉子が2個!?
私はオートミールが苦手なので、またパンだけを食べて、A子に「やっぱりあげるわ。」と言いかけた途端、
「残すならちょうだい!」
背の高くて痩せた白人女性が、ハゲタカのように私のトレイを持っていきました。
「あ…!」
A子に
「あーあ、一瞬で取られた…。」
と伝えると、
A子はなぜかすっごい怒った顔をして、私を見つめていました。
食べ物の恨みは、
アメリカでも、
いやアメリカのほうがこわい。
それよりも困ったことがありました。
のどがかわいた。
紙コップは食事の時に支給されるものをそのままキープしておかなければいけなかったのですが、
私はそれを知らず、前日は捨ててしまいました。
朝食の時に支給された紙コップはキープしましたが、
この水を飲まなければならないのです。
皆さま、覚えていますか?
この水です。↓
無理だ。
絶対的に衛生環境が悪すぎる。