突然、逮捕された私。





その逮捕の理由は…







家の外の警察官の近くに


なんと、さっき車で逃走したはずの

鼻血を出した夫の姿が。





警察官は、に向かって、


「あなたを家庭内暴力の容疑で逮捕する。」



夫は自作自演で、

おそらく自分の鼻をパンチして、鼻血を出していました。



米軍基地で、ケンカの通報があったとなれば、処分されるからです。




私は、

「私は一切手を出していません!

今まで一度も夫に手をあげたことはありません。


身長180超えの軍人に、とてもじゃないけど手をあげることなんてできません。」




警察官は、

「実際に片方が血を流している。

ケンカの通報もあったし、あなたたちがケンカをしているのを見た目撃者もいる


そして君はケガをしていない、血も出ていない。」




私がケガをしていない?


殴られるだけでも悔しくて仕方がないのに、


一度も殴っていない私が


…というより、

身長180センチ超えで

ジムに通う軍人を、

とてもじゃないけど殴れない私が、


「殴った」と責められる悔しさはとても言葉にできません。


殴られたことがある方はわかるでしょうが、

実際にアザになるのは翌日です。


いつも私は無抵抗で、必死でしゃがみこんで、自分の頭を押さえていました。



殴られることは、

体の痛い、


だけでなく、


心がとてもとても苦しいです。


そして、とてもみじめです。





しかし、


私はその時、


今、私が逮捕されたら…





この世界から

逃げられる。



と、一瞬、

希望のようなものを感じたことを覚えています。




でも次の瞬間に、

子供たちと離れることに

恐怖を感じました。



私は1番目の子供が産まれてから、

子供たちと離れたことはありませんでした。



誰かに預けたりしたことさえありませんでした。


そもそも預ける相手がいなかったからです。



下の子の出産時でさえ、

上の子たちは、分娩室で、私の隣にいました。


私の歯医者のアポイントでさえ、

子供たちを連れていきました。




そういえば…一度ありました。

2番目の子供が、夫の咳止め薬を誤飲した事件の時に、2番目の子供と一晩離れました。



夫が何か事件を起こすたびに

私が子供と

離されます。


あの日は、私は眠りが浅く、一晩中、

嬉しそうに私を見ながら、元気に走って私の元に来る子供の姿が、頭の中をグルグルまわっていました。




「子供たちに会いたい。」



警察官は、

「あなたは家庭内暴力の容疑がかかっているから、会わせられない。」




この私が

子供たちを一生懸命、

守ってきたのに、


この私が

子供たちに会えない。





のちに全身麻酔で、鼻の複雑骨折の大手術を受けた私は、


手術後、全身麻酔でまだ目覚めないのに、


執刀医からの呼びかけに、

私は朦朧としながら、こう言葉を発したそうです。


「〇〇、〇〇、〇〇は?」

(3人の子供の名前。)




「手術室の外にいますよ。」




「あの子たちは、

ご飯を食べましたか?」




あの子たちがどこにいるか、


あの子たちがお腹を空かせていないか、


それだけをいつも気にかけているのに。