子供の3歳児健診へ。


子供の言葉遅れと多動について相談をしました。


私の場合、

アメリカの米軍病院で、小児科の主治医が個別で3歳児健診をしてくださいました。



小児科の主治医のお医者様は50代くらいの女医さんで、私の子供には何度も会っており、



言葉遅れについては、あっさりと

「療育に通えるように、

手続きをしておきます。」


アメリカでは療育は、

speech therapy (言語療法)

と呼ばれていました。




私はあえて、診察室で子供の手を離しておきました。


子供の行動をお医者様に診てほしかったからです。


相変わらず子供は、診察室で走り回り、

洗面台によじ登ろうとしました。



お医者様は、私の子供を

「相変わらず、ロケットみたいね〜🚀

と笑いました。




そして注意欠陥多動性障害(ADHD)については…。


お医者様は、いきなり

自閉症かどうかは、小児科では診察ができず、

小児精神科に行く必要がありますが、


あなたの子供はまだ3歳だからね。


『5歳くらいまで様子見で』と言われるかもね。

(保険会社に。)


小児精神科へかかれるように申請書類は書いて出しておくから、まあ保険会社からの電話を待ってよ。」




多動の相談をしたら、

お医者様が「自閉症」と言い、ビックリしました。



※アメリカの健康保険は複雑で、

日本のように健康保険証を持って勝手に病院に行くことはできません。


保険会社が通院の必要があるかどうか、判断をします。


私はこのアメリカでの「電話を待つ」という行為が嫌で仕方がありませんでした。


何故なら9割方、かかってこないからです。



「それならこちらから電話をかければいいのでは?」

と日本の感覚なら思いますが、


電話をかけたところで、

「こちらからかけ直すまで待て。

さあ、いつになるからわからない。」と、

答えは同じなのです。




私は小児科のお医者様に、

「この子の言葉遅れもとても心配しています。」




小児科医

「まあ、あなたの子供は、2カ国語環境だからね。」




やっぱり!!



「やっぱりそれが原因ですよね!

英語オンリーで子育てした方がいいですよね!?」



すると、小児科のお医者様は…



ハッキリと、



「いや、2カ国語環境のままで、

問題ない。


あなたはそのまま、

母国語である日本語で子供に話しかけなさい。


それでいい。」



え!?


「それだと、言葉遅れが治らないのではないですか?」





「3歳の今より、

小学校入学時に話せるようになっていればいい。


小学校入学時には、

3歳児で

言葉遅れがある子もない子も、

だいたいみんな同じになる。


あなたの子供は、英語も日本語もちゃんと同時にピックアップするから、今はそんなに心配しないでいい。」