夫の薬物依存症を止める方法③子供をダシにする



「ダシにする」という表現に心が痛いですが、


夫が一番大切なものは、


子供たちでした。




え?

薬物なんか乱用している奴の、

どこが子供を大事にしているんだ?


全くその通りです。



しかし信じられないかもしれませんが、

何故か、

こんなめちゃくちゃな状況で、


子供たちをとても大事にしていました。





ところで、アメリカのドキュメンタリー番組で、薬物依存性の特集をやっていました。



質問者が、

Q.「あなたは子供とドラッグ、どちらが大切ですか?」


薬物依存性の方は即答しました。

A.「ドラッグ!!」




質問者は、もう一度、質問をしました。

Q. 「即答しなくて良いです。

もう一度、冷静に考えてください。


あなたはドラッグと子供、どちらが大切ですか?」




薬物依存性の方は黙り込みました。


そしてしばらく考えて、

冷静にこう答えました…。



A. 「冷静に考えました。

私はやっぱり子供よりドラッグが大事です。」






だから、私は夫に質問をしました。




Q.「あなたは子供とドラッグ、どちらが大切ですか?」




夫は即答しました。


「子供!」





私はもう一度、夫に質問をしました。



 「即答しなくて良いです。

もう一度、冷静に考えてください。


あなたはドラッグと子供、どちらが大切ですか?」




夫は黙り込みました。


そしてしばらく考えて、

冷静にこう答えました…。



「冷静に考えました。

僕はやっぱり、

何よりも子供と妻を愛しています。


子供は、

僕にとって、

かけがえのない

僕のすべてです。」




じゃあ

乱用をやめろ


子供がそんなに大事なら、

ブロン乱用を今すぐやめろ。



子供の為に


子供の自尊心を奪ってはいけない。


あなたが子供の頃にされて辛かった事を、

今、愛する子供にしてはいけない。


父親の背中を見て育った我が子が、同じように将来、依存症になってしまうぞ。




子供たちが泣くぞ。



この世で一番大事な

子供たちが泣くぞ。




最終的に夫はブロン依存性で、

立てなくなり、

入院先の病気で、

歩けず、立ち上がれず、

ヨダレをたらして、

言葉もしゃべれず、


もう私たちが誰か認識できなくなっているような状態になったことがありました。


その場にいたのは、私の子供2人だけ。


子供2人は、言いました。



「パパが私たちの手を掴み、焦点の合っていない目で、ヨダレを垂らしながら、

『◯◯は?』

『◯◯…。』

(↑その場にいなかったもう1人の子供の名前。)


とつぶやいていた。」







よし、これで夫はわかってくれたはず。


もう二度とやらないだろう。

(その③)