また夫は両親と疎遠になりました。
弟に会いたくないそうです。
夏の終わりの8月…5月に産まれた第三子の寝返りが始まる頃、夫の父が彼女を連れてやってきました。
彼女の名前は、マリー。
マリーは、私のわずか13歳年上でしたが、
「あなたと私の娘は、
同い年なのよ。」
え?
どういうこと?
「私は13歳の時に双子の女の子を出産したの。」
聞き間違い?
30歳?
「いいえ、私は13歳で、母親になったの。」
13歳…今の私の一番上の子は、中学2年生、もうすぐ14歳ですが、ノリは小学校2年生みたいに行動が幼いです。
スマホを持たせていないから幼いのもありますが、
未だに春休みはドラえもんの映画を観たがりますし、駄菓子屋も行くし、友達と鬼ごっこや水鉄砲でも遊びます。
日曜日になると、「ママ、どこか連れてって〜。遊園地か、映画館!本屋でもいいよ、漫画ほしい。」と言います。
バスケのユニフォームがラクだと言い張り、普段着でもテキトーに着ています。
寝癖のまま登校し、
給食の牛乳ジャンケンに手を挙げるのは、女子は中学2年生では二人だけ。
そのうちもう一人は、女子だけど男子野球部にいる、長女の小学校時代からの親友です。
しかし見た目は大人ですね。
身長165センチ、最近は娘と歩くと、大人の男性が娘を見ているのがわかります。
さて、13歳で双子を出産した夫の父の彼女…
妊娠年齢は、12歳。
年齢よりもっと驚いたことは、
職業・薬剤師
ちなみに私はマリーさんのことは好きでした。
仲良くなれました。
しかし困ったことが2つ。
1つは、
夫の父がマリーさんのことを
「おばあちゃん」と呼ばせること。
私の子供は、未だに「アメリカには3人おばあちゃんがいた。」と覚えているんです。
(はい、その後、もう一人、夫の父の彼女が現れました。)
もう1つは、何故か
夫の父がやたら私たちを写真スタジオに誘うんです。
夫の父は、どういうわけか、
夫の父➕ガールフレンド➕私たち家族
の写真を、写真スタジオで撮りたがりました。
もちろん写真スタジオで撮影すると高額です。
いくら夫の父のガールフレンドが良い人でも、
どうせすぐ別れる人と、
私の子供たちと一緒の写真を、高額な額縁に入れて所持したくありません。
夫も何故、父が写真スタジオにこだわるのか、不思議がっていました。
何でデジカメも質屋に売り飛ばして、孫の写真をプリペイド携帯でテキトーに撮るような人が、
高額な家族写真を、写真スタジオで撮りたがるのか?
しかも不完全な家族写真。
夫の父とガールフレンドは夫婦でもなく、付き合って1ヶ月程度。
その家族写真には、
夫の母も弟もいません。
不完全すぎる
家族写真
写真スタジオでも、なんだかんだで夫が支払うハメになりそうで、嫌でした。
レストランや動物園なども、必ず夫が全額支払っていました。
夫の父がお金がないことは理解しています。
しかし、夫の父は独身です。
私はアメリカでは専業主婦で、夫ひとりのお給料で、子供3人を育てていました。
こちらもそんなに余裕があるわけではありませんでした。
マリーさんは常識があり、好きでしたが、もう一人の女性は本当に大変でした。