お終い

終わりのゴングが鳴り響く

そんな日がいつかくることを僕は

知った




生きることなんて

今すぐ辞めたかった


希望なんて

ひとつも落ちてない

ほんの欠片だって

落ちてないんだ


生きることなんて

本当はみんな面倒なんだ


そう言い聞かせ

惰性の日々に

命を灯す


だけど僕

やっぱり踏ん切りつかないや


何も無い朝に静かに口付けて

誰の目にも

止まらせないように


目に見えない飛沫のような

希望の欠片を

信じた


いいんだ

いいんだよ

それで

いいんだ


生きてることに

後ろ向きだって


なんだってやることが

なくたって


それでいいんだよ


ある日僕は

憧れのあの子にあった


胸がいっぱいになって

いつもの空気が

ラズベリーみたいに

甘酸っぱがった


瞬間的に

あの子との未来を

掛けめぐらせた


普通の幸せを掴みたかった

かならず

あの子と

歩を合わせて


僕はあの子を思えば

口元が緩んだ

まだまだやり足りてないことが

湯水のように溢れた


こんなに心が

パレードみたく

ザワついたのは

はじめてだった


僕は

お終いというその日が

来ることが

ひどく醜く感じた



いいんだ

いいんだよ

生きることの終わりを見ても

いいんだ


終わりが怖くなったって

せいに貪欲になったって


なんだって

やることばかりだって


いいんだよ

.

.

.

.

.

僕は幸せだった

君に届け

僕の

君は

3月の雨空