子宮頸癌と子宮体癌、再々発転移。 -7ページ目

子宮頸癌と子宮体癌、再々発転移。

『子宮頸部腺扁平上皮癌 2b期』
『子宮体癌 2b期』
2012年、同時に見つかった2つの子宮癌の再発転移闘病記。

2014年に骨盤内局所再発、多発肺転移、
2015年に骨盤内再々発

放射線、全身化学療法、動脈塞栓術、胸腔鏡手術、トモセラピー…
現在も闘っています。

※2015年9月の記録(記憶)です。

リブログでもないのに、私にしてはめちゃ早い更新のスピード!
他に書きたいことが沢山あるから、早く今に追いつくために心を入れ替えて更新中です。
もっと早くやればよかったのに、「明日できることは今日やらない(ポリシー)」が積み重なってこんなことに。

いつもしょーもない内容なくせに長いですが、今回も相当に長いです。
病気のこととはほぼ関係ないです。
何か情報を求めて来てくださった方には前回に引き続き、本当にゴメンナサイ。

 

 

 

前回の3クールDAY15の日。
ルート確保も終わり、化学療法室へ行こうとする私に主治医(綾野剛似)が真面目な顔で言った。

『りんさんに話さないといけないことがあるんだ。』

 

・・な、なに?急に。怖いんですけど。へんな話しならやめてよーー。
前主治医のR先生から病院辞める話をされた時のことが蘇って、悪い予感しかしないし。


『実は、来月いっぱいで病院変わることになりました。』

・・・・やっぱり。

ていうか、ええええ、まーじーでーーーーーー?!

 

『だからあと1クール、しっかりルート取るからね。』


主治医チェンジはこれで2回目。
綾野GOに変わった時は最初こそ憂鬱だったけど、今では何でも話せて良いコミュニケーションが取れてたと思っていたし(私的には)、何よりほんとならやりたくない抗がん剤治療も先生に会えると思うとそんなに嫌じゃなかった。
ルート取ってもらってる時間の会話が楽しくて。

こんな幸せなことってないと思う。だから本当にショックで、凹みました。


『次の先生、誰がいい?希望があったら言ってね。』

 

そう言われても、ERで診てもらったことのある先生くらいしかわからない。
そもそも綾野GO以上の先生なんか(きっと)いないしーーー!!

 

「他の先生、よくわかりません…。何なら一度先生達と会わせてもらってもいいですか?(冗談)」

 

『面接?(笑)いいねぇ、それもアリだな。』

もちろん、そんなことは実現しませんでしたが。


綾野GOとお別れしなければいけない悲しみを堪えながらも、治療は始まるわけで。
4クール目の攻防を…。(それでも書くんかい)

 

 

『今回は熱出なかった?』

 

前回(3クール中)、1回スキップになってしまった私。

尿路感染のような症状で治療の後は毎回熱が出てたんですが、
「出ませんでした。入院とか脅かすから、根性で出さなかったです。」
先生と最後の1ヶ月なのにスキップとか嫌だし。(心の声)

 

『白血球も4000だし、炎症の数値も1未満だから大丈夫だね。やろっか。』

 

~いつものごとく腕を触りながら悩み中の綾野GO~

ほんと、血管出にくくて見つけにくくてサーセン。


『ここかなぁ。』

カンですよね。いいですけど。

 

・・ブス(私のことじゃなくて、針を刺す音だから!)

恒例のぐりぐりぐり。
どうも失敗っぽいです。ちーん。

 

『あ、ふくらんだ。』

・・またかい。


そして2回目チャレンジ。
めっちゃぐりぐりしてる。

 

『おかしいなぁ、入らない。人として必ずここにあるはずなんだけど。人ならここに血管ないとおかしい。人なら…人なら…』

 

人だわ。

 

『りんさんはぐりぐりしても怒らないよねぇ。』

先生は特別です。採血室だったら、怒りのビームが指先から出るかと思うことありますもん。出来ないんだったら他の人にかわってよ!とか。朝の採血渋滞時に、3つしかない椅子のひとつを1人で20分独占してた時は、気が気じゃなかったし。見かけ通りの小心者なんで。

 

『しかし、深いなぁ。』

 

「それって脂肪が厚いってこと?」

 

『・・うん!そうだね(笑顔)』

ストレートやな。

 

『もう、りんさんに遠慮するのはやめました。』

え?もしかして今まで遠慮してくれたんですか?知らなかった。
でもまぁ私も同じようなもんですし。

 

『りんさんも結構直球だよねー。』

スミマセン、も少し小出しにしましょうか。

 

『今のままでオッケー。』

では遠慮なく(違)
といっても、先生に会えるのもあと2回ですけど(泣)


DAY1は無事終了。そしてDAY8。


『りんさんは本当に白血球下がらないねぇ。まるっと正常値。他の患者さんにわけてあげたい!』

 

そ、そうですか?
下がらないに越したことはないと思うんですけど、白血球下がらない下がらない言われると逆に不安です。
だって髪の毛抜けた時「それは抗がん剤がきいてるってことだから」ってみんな口を揃えて言ってたし。

 

『あーそれはねぇ、髪の毛抜けちゃった人への慰めだから。』

・・例え事実でもそれ医者が言ったらダメやろ。


~そして相変わらずぐりぐり中。~

今日も難しそうですね。

 

『りんさんには緊張しないんだよねぇ。』

・・多少はしてもいいかと思いますけど。

 

綾野GO、夜勤明けだったらしく、

『見えない!夜勤明けの僕の目にはりんさんの血管が見えないっ!」

 

えっと、それはいつもでは?
でも夜勤明けなら仕方ないので、3回くらい失敗しても許しますよ(何様?)


~2回目チャレンジ中~

 

『お、入ったか?・・うん、入った気がする。』

気がするて…、いつもの確信なしか。

 

『あれ?入ったと思ったんだけどなぁ。おかしいなぁ。ごめん、今日は手の甲で。』

 

「ええー、もっと粘ってもいいですよ~?」(手の甲は痛いから嫌い)

 

『もうこれ以上の失敗は許さねーぞって、りんさんの心の声が指先から伝わってきたから、手で。ここで失敗したら土下座します。と自分にプレッシャーをかけてみる…。』

 

プレッシャーのせいか、2回目で無事成功。さすがGO。カッコいい!

そして、DAY15、綾野GOとの最後の日。


『りんさんの次の担当、僕が決めました。B先生です!』

決定?

 

『もうB先生以外考えられない。』

 

B先生は、大好きな友達の主治医でもある先生。JD先生のこともご存知。
なので、綾野GOはB先生に私のことをお願いしてくれていました。


~ルート確保中~

 

「B先生に、ちょっとキツイけど本当は優しい良い子ですってちゃんと伝えてくださいね。」

 

『大丈夫、押しが強いってしっかり伝えてあるから!』

・・いらんことを言うな。

 

「先生、もうずっと戻ってこないの?」

 

『1年半か2年で戻るよ。帰ってきたらまた僕が診るから。』

 

いや、、もしかしたらB先生と相性抜群で離れたくなくなるかもしれないじゃん。とは口に出さず

「それまで生きてたらよろしくお願いします。」

 

『(笑いながら)もう寛解してるんじゃない?』

 

だといいんだけどな。
でも2年後にまた元気な姿で会いたいです。
2年間、本当にありがとうございました。
骨盤内再発、肺転移、骨盤内再々発と再発転移しまくりの2年だったけど、でも診察の時間がとても楽しくて幸せでした。

 

『月に1度夜勤で来るから、入院してたら覗くよ。頑張って。2年後にまたね。』

そう言って、綾野GOとの血管をめぐる攻防は終わりました。


うう、1年も前のことなのに書いてて切ないっ。
2年後(もう1年後か)、絶対に元気に再会するから!

・・と言いつつ半年で再会できたんですけどね、別の場所で。それはまた今度。