子宮頸癌と子宮体癌、再々発転移。 -29ページ目

子宮頸癌と子宮体癌、再々発転移。

『子宮頸部腺扁平上皮癌 2b期』
『子宮体癌 2b期』
2012年、同時に見つかった2つの子宮癌の再発転移闘病記。

2014年に骨盤内局所再発、多発肺転移、
2015年に骨盤内再々発

放射線、全身化学療法、動脈塞栓術、胸腔鏡手術、トモセラピー…
現在も闘っています。

※2015年3月~5月の記録(記憶)です。

今日は7月7日。七夕ですね。
織姫と彦星が年に1度の逢瀬を楽しむ日。
笹と言えば「だんごとパンダ」の私にとって、遠距離恋愛してる彼らのことは「がんばれよ!」って感じなのですが。

笹の葉も折り紙も何もないけれど、病気で闘う全ての人に勇気と力を与えてくださいと祈ります。
治療の効果が出ますように。


本題。
先月中に現在に追いつく!と言いつつ、相変わらずのヤルヤル詐欺でしたが、今月こそ(?)現在に追いつきそうです。
いや、追いつく!(もーいらんて)

だってさ、私もさ、「素敵なお店でランチしましたー」とか、可愛らしくリアルタイムの更新とかしたいんですよ!(ほんとかよ)
足りない頭で必死に搾り出す治療の思い出話だけじゃなくて。


というわけで、
前々回、1年前の放射線治療の話しを(無理やり)1つにまとめたので、その後の「多発肺転移」と「骨盤内再々発」の話しに(無理やり)繋げてみる。

現在と過去がゴチャゴチャで読み難くて申し訳ないです。
カテゴリーは治療の順番になっていますので、そちらからご覧いただけると嬉しいです。


経緯は既にブログに書いてあるので、簡単に。

2014年1月~4月、
骨盤内に局所再発した癌の治療(放射線)が終わり、画像上、腫瘍は消えてないなかったけれど経過観察を送っていた8ヶ月後の2014年12月に、CT検査にて「多発性肺転移」がわかった

Smile Girlsの菫さんとラクちゃんのおかげで、すぐにJD先生のセカンドオピニオンに繋げていただき、
2015年1月と2月、抗がん剤(AP療法)を2回しました。

その結果、肺の病変は変化なしだけど、骨盤内再々発がわかり、JD先生が示してくださった治療、大阪へ動注療法へ行くことが決まった。

動注までの詳細はこちらの記事をご覧いただければ幸いです
後半は余談ばかりなので、ご注意を…



【動注】という治療は初めてではない。
手術前に腫瘍を小さくするために、一度受けていた。

二度とやりたくない治療だった。

術前動注、手術、抗がん剤。
どれが一番辛かったかと言ったら、術前動注。
何時間も動けない治療。
治療が終わっても寝返りひとつ打たせてもらえない。
朝から始まり、拘束が解除されるのは夕方すぎ。
腰が、背中が痛くて、1分が長くて、本当に辛かった。

抗がん剤より辛かった。
もう2度とイヤだった。


H先生の動注治療を受けるまでは。

正直、驚いた。
事前に説明はちゃんと受けていたけれど

何?この治療の早さ。
何?この拘束時間の短さ。楽さ。


そして先生も看護師さんもとてもとても優しい。
術前動注の時の記憶で緊張していた私に、先生方も看護師さんも優しく声をかけてくださって、本当にリラックスして治療を受けることができた。

「ちょっとココが一番痛いから、ごめんねー」
「もう半分終わったよー」
「順調だよー」
「あと少し!」
「オッケー!終わった。あと撮影だけねー」

治療中は意識はあるので、状況がわかるととても安心する。
治療は本当にあっという間だった。
不安も辛いことも、何もなかった。

途中、タキソテールが入った時に呼吸苦になったけれど、すぐに対応していただき、何事もなく治療を終えることが出来た。


治療後のベッド上での安静時間もとても短い。
たった3時間。
テレビ見たり読書したり、うとうとしてたら3時間なんてあっという間。
治療をしていない足は動かしてもいい。
治療している足も、立てたりしなければ多少動かすことが出来る。
じっとしていると出てくる腰の痛みも、動くことができるのでとても楽だった。


H先生の動注は患者の負担が本当に少ない。
治療後の副作用も、全身抗がん剤に比べたら天と地ほどの差だった。私は。
患者にとってこんなにありがたいことはないです。
信頼の出来る先生との出逢い、素晴らしい治療に出会えたことを感謝しています。


そして、
JD先生のセカンドオピニオンを受けてから、
・どの先生にどんな治療をしていただくか、
・的確な画像判断の重要さ
など、選び方によって「自分のこの先」が全く違うということを実感させられています。


動注は1ヶ月ごとに3回で1セット。
その後は治療はお休みとなる。(私の場合)

3月、4月、5月と治療を受けた。
今回は骨盤内のみ。
JD先生とH先生曰く、「肺は大丈夫」
この言葉は心強かったです。


【治療内容】
1回目:シスプラチン20mg+タキソテール20mg+アドリアシン20mg
2回目:シスプラチン20mg+タキソテール10mg+アドリアシン10mg
3回目:シスプラチン20mg+アドリアシン10mg+イホマイド1.0g

※1~2回目にタキソテールでの呼吸苦があったので、3回目は別の薬での治療となった。


【副作用】
治療中は、タキソテールの呼吸苦、顔面紅潮、頻脈のみ。
治療後は、微熱と、ちょっとだけ倦怠感と吐き気。
でも全然辛くないレベルでした。
タキソテールを使ったけれど量が少なかったのか、脱毛は特に気にならなかった。


【治療後の血液検査】
3回とも、主治医(綾野剛似←しつこい)に 『本当に動注してきた?』 と言われるくらい、全く問題なし。
正常値。


【治療結果】
残念ながら目に見えて腫瘍が消えたとか小さくなったということはなかったけれど、かといって大きくもならず、何よりもずっと痛かった肛門付近の傷みが2ヶ月間全くなかった。
私にとってそれがとても大きかった。
普通に歩けることの幸せを噛み締めました。

・・肛門の痛みがなかったのは2回目までで、タキソテールから薬が変わった3回目はしっかり痛かったんですけど(涙)
タキソテールってそういう症状(神経痛?)に効く薬なんでしょうか。本当に1ヶ月間ピタ!っと痛みがなくなりました。



最後の治療の後。
『これで一応終わりだけど、何かあったらいつでもおいで。僕がしっかりやってあげるからね。』
先生の暖かい言葉が嬉しかった。

先生が仰った『医療を変えるのは医者だけじゃない、患者さんだよ』っていう言葉、忘れません。


動注治療中、メールやLINEでエールをくれた大切な仲間、大切な友達。
大阪へ行くたびに時間を作って楽しい時間をくれた大好きなブロ友さん。

本当にありがとうございました。


大阪楽しかった。また行きたい。
今度は治療じゃなくて、元気になって遊びにね。



ちょっと無理やりではあったけど、やっと先々月まで追いつきました。
次からは現在の治療の話しを書いていきたいと思います。




【動脈塞栓術とは】

動脈や静脈にマイクロカテーテルといわれる細い管を挿し込んで、がんの患部に栄養を運んでいる血管を特定し、その血管に詰め物をしてがん細胞に栄養が届かなくする治療法。

患者の鼠蹊部(足の付け根)から動脈内にマイクロカテーテルを挿入し、患部ギリギリの血管まで近づけ抗がん剤を投与、その後に塞栓物質を流し込んでふたをする。
その塞栓物質にも抗がん剤が染み込ませてあり、ピンポイントでがん細胞を攻撃・壊死させることによって、がん細胞は縮小し、場合によっては消滅することもある。

開腹手術に比べて体の負担が少なく、短い入院期間で治療が可能な保険診療。

(H先生はカテーテル治療(動脈塞栓術)の第一人者です)