すいらん小説

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「あっ、き、北山さん……

1番会いたくない人、北山さんが立っていた。

俺は驚いて北山さんから少し離れた。


「どうかしたの?授業は?

男子はグラウンドでサッカーでしょ?」


次々と質問を投げかけてくる北山さんを前に俺は固まる。


たしか女子はバレーだったよな


バレーの時、女子はブルマを履くのが決まりとなっていて、俺は目のやり場に困り、視線を泳がせた。


「き、北山さんこそ、授業中なのになんでここに……?」


北山さんの方を見ず、俺はそう聞いた。


「それが……ちょっと足くじいちゃって

保健室に向かおうと思ったの」


「えっ?!大丈夫?!」


思わず足の方に目を向けて、しまった。と後悔した。


「保健室まで送るよ」

そう言いながら俺はすぐさま視線を上にあげた。


「本当……?ありがとう。上手く歩けなかったから困ってたの」


「俺も、ちょっと授業抜け出したい理由あるし」


それを聞くと、北山さんはきょとんとした顔をする。


「と、とにかく、行こう!」


上手く歩けないという北山さんに俺は肩を貸した。

自然と体と体がくっつく状態で、女性への免疫がない俺の心臓は爆発寸前だった。



保健室まであと少し、というところで人影が見えた。


「あ、あお……くん?」


保健室の近くで秋斗と鉢合わせをする。