ミーナの行進 | 足跡を振り返ってみよう

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ミーナの行進


 朋子の一人称で書かれていたせいか、ミーナの特異さがとても想像しやすかったです。マッチ箱が好きだったり、象に乗って学校に通ったりと普通の美少女ではありませんでしたが、バレーボールに熱中したり一人の青年に密かに恋心を抱く所があったりと、普通の少女らしいところもあって感情移入しやすかったです。
 一番好きだったのは、マッチ箱に描かれた絵を見てミーナが書いたお話ですね。おとぎ話チックで、可愛い所もあればロマンチックな所もあって、箱に書かれている絵だけでこれだけ想像出来るのはすごいなと。
 それと、物語の所々に現在の朋子がふと過去を振り返って語る所があるんですが、そこもなんだかもの悲しいような、大切な思い出をゆっくりと振り返っているような感じが伝わってきました。
 他の登場人物達も、人物像がはっきり描けるほどリアルで、こんな人がいたら会ってみたいなと思えるくらい魅力的な人達ばかりでした。
 終わり方も、映画のラストみたいにきれいで良かったです。