今日は読書です。
本日はこちらの本。
『オムニバス』 誉田哲也 光文社文庫
短編集なのであらすじ省きます。
収録作は
- それが嫌なら無人島
- 六法全書
- 正しいストーカー殺人
- 赤い靴
- 青い腕
- 根腐れ
- それって読唇術?
の7作品です。
赤い靴と青い腕は連作になってます。
姫川玲子シリーズの第10弾ですね。
私このシリーズ全部読んでたっけ?
最後に読んでからかなり経っているのでちょっと忘れてるんですが、
読んでるうちに登場人物などは思い出してきました。
誉田哲也さんは本格ミステリーを書く方なので、私は長編が好きですが、
今回の短編、ライトな感じが結構良かったです。
事件が起きて推理して~犯人見つかって逮捕・・・じゃなくて、
事件が起きて、容疑者見つかって、どうやって落としていくか・・・
みたいな感じが多かった気がしますね。
気がしますっていうのは、読んだ傍から忘れていく人なので(笑)
個人的に事件が起きない最後の「それって読唇術?」がお気に入り。
同性で20歳上なんだけど姫川玲子の部下になる日野とのコンビで解決した
「赤い靴」「青い腕」も面白かったです。
このシリーズの作品ってやっぱりキャラクターがみんないいんですね。
特に姫川玲子のキャラ設定はいいですね。こういう女性好きです(笑)
ただ友達になれるかと聞かれると疑問符浮かびますけどね(笑)
評価は★4~5.
この作品は去年文庫化されてるので、まだまだ古本屋でもお高いのに、
何故か先日一冊だけ110円コーナーにあったんですよ(笑)
見つけられてラッキーだったです。
誉田哲也さんの作品はこの姫川玲子シリーズの他は「ヒトリシズカ」しか
読んでないんですが、「ヒトリシズカ」が私的にあまり評価できなかったので、
姫川玲子シリーズ楽しみにしてたんですよ。
今回は短編集でしたが、楽しく読めましたし、続編がもし出るなら
待ち遠しいですね。