今日は読書です。
本日はこちらの本。
『ぼくだけの☆アイドル』 新堂冬樹 光文社文庫
小太りでみーちゅんというアイドルをこよなく愛するオタクのあきおは昆虫ショップのさえない店員。
毎日昆虫の世話をしながら、愛するみーちゅんと恋人同士のような妄想をしながら生きている。本当に気持ちの悪いオタクである。
しかし当の本人はあくまでもポジティブ思考。みーちゅんが自分だけを見つめてくれてると本気で思っている。
ある日公園で休んでいると偶然休憩中のみーちゅんがやってくる。あきおは胸躍らせてみーちゅんに恋人同士のように話しかける。
気味悪がっているみーちゅんにこっぴどく振られて、二度と会いにこないでとまで言われ、握手会やコンサートにも行かなくなった。
そんなころ、昆虫ショップに新しくバイトで入ってきた桜子。いつも威張り腐ってる店長の姪らしい。しかしあきおは桜子に一目ぼれ。桜子もまんざらでもない様子。
そしてとうとう念願のデートが叶ったのだ。
しかしそれが店長にバレてしまう。追い詰められたあきおはデートにさそったのは桜子で自分は仕方なく付き合ったと嘘をつくがそれを桜子にきかれてしまい・・・。
ひとつの小説を読んでると言うより、エッセイを読んでるような感じです。
ひとつひとつの話が短くてとにかく読みやすい。
最初はうぬぼれ気質のオタクのあきおが気持ち悪かったが、
まぁ、最後まで私はこういう男は無理・・・と思ったが、
途中から嫌悪感はなくなっていた。
桜子があきおのどこを気に入ったのかは知らないが、彼女ができて
良かったじゃないか!!と応援するぐらいにはなった(笑)
最後に意外な事実が発覚するが、唐突すぎやしないか?と思うぐらい
ストーリーが短絡的(笑)
でも読みやすさでいうと抜群。
評価は★3
新堂さんの白のほうの作品は本当に少女漫画並みの
わかりやすくて短絡で簡潔な作品なのだが、それがウケるのだろうか?
何度もいってるが読みやすくてよいのだが、ちょっと物足りないかな。
オタクと美少女の純恋愛。。。。
無理がありそうだが、まぁハッピーエンドでよかったかな?って思える作品
ですね。
ページ数も少なめの薄い本なので数時間で読めるのもいいですね。