今日は読書です。
本日はこちらの本。
『哀しみの星』 新堂冬樹 角川文庫
幼い頃に母親に殺されかけた沙織は、優等生を演じながらも他人には心を閉ざしたままだった。そんな彼女がただ一人心を許せたのが、公園で偶然出会った盲目の青年・亮。しかし亮のことを「彼氏」と呼ぶ女性が現れたことが、沙織を悪魔へと変身させる。家庭内暴力、同級生へのリンチ、不良グループとつるみドラッグに手を出す。荒みきった沙織を亮は救うことができるのか……。号泣必死の恋愛小説!!
裏表紙あらすじより***
今回も裏表紙のあらすじ引用させていただきました。
あらすじが書きにくかった訳じゃないんですけど、自分で書くと陳腐な感じに
なりそうで・・・(笑)
この作品、一言で言うと少女漫画の世界かな。
ストーリーは簡潔でわかりやすく、厚さもないからさらっと読めますが、
さらっと読めちゃうところが物足りないですね。
号泣必死の恋愛小説と書いてありますが、号泣する場面はありません(笑)
ラノベ感覚で読めちゃう軽さのためか、私が年食ってるせいか、
主人公の沙織には一切感情移入できなかったですね。
先ほども言った通り、少女漫画の世界そのものなんですよ。
沙織の苦しみを理解できないわけじゃないけど、ライバル敵な女性が
現れた途端悪の道に落ちていく・・・
亮の目の手術がせまっている。手術の成功率は5%。
亮は自分の不安と闘いながらも沙織の心配をしている感じ。
そしてラストは・・・(笑)
評価は★3.
純恋愛がお好きな方にはお勧めしますが、ねっとりこってりが
好きな方にはお勧めしません(笑)
さらっと数時間で読めてしまうので、中高生に丁度いいかな?
って感じですね。
ただ、今どきの中高生でもガッツリ系のストーリーが好きな子はいますから
読書初心者にお勧めと言ったほうが正解かな。
私にはちょっと物足りない内容でした。