ダイヤモンドと人類との歴史は遠い昔にさかのぼり、紀元前4世紀ごろにインドで最初に見つけられたといわれていて、

旧約聖書にもその名が記されています。

 

ギリシャ語の「アダマス」(Adamas)【征服しがたい】に由来するダイヤモンドの名は、万物最高のその硬さを物語っています。

また、和名の「金剛石」の名も仏典に由来し、何物にも侵されない硬さを意味しています。

ダイヤモンドは今でこそ、市場で大きなシェアを占めていますが、宝石を使う歴史の中で、このような地位を占めるようになったのは、ほんの数百年足らずのこと

 

ダイヤモンドは原石のままではあまり光らないため、昔は色の美しいエメラルド、ルビー、サファイアなどのカラーストーンの方が宝石の中でも珍重されていました。

 

しかし、地球上で一番硬い物質であるダイヤモンドを研磨する方法(ダイヤモンドはダイヤモンドの粉で磨きます)が見つかり、ダイヤモンドのもつ輝きを最高度に発揮するブリリアントカットが発明されて以来、ダイヤモンドは宝石の王座に輝くようになり、今日では様々なカットによる輝きで私たちを魅了しています。