ゆっかねん小説  お嬢様とメイド  前編 の続きです!ご覧になられてない方は、ぜひ前編を読んでから後編にお進みください!



菅井友香











<守屋side>



私は今、家から連れ出されて町にいる
あまり都会ではないため、人は少ない

私を連れ出した張本人はとても可愛らしい笑顔で、感情が分かりやすく表に出てしまっている



菅井「なんか、デートみたいだねー」


幼い子供のような口調で、ボソッと呟いた


守屋「そうですね」


デート…
お嬢様とデート…
最高かよ!


なんて心の中で1人悶えていると、お嬢様は私の腕に腕を絡ませてきた


菅井「そういえば、小さい頃はよくこうやって2人で遊んでたよね、覚えてる?私もあかねんもまだ小さかった頃!」


そう言いながらお嬢様は自分の腰の高さに手を持ってきて、このくらいかな?というふうに手を動かす


菅井「あの頃は、結婚する!とか、ずっと一緒だよ!とか言ってたよね」


守屋「そういえばそんな頃もありましたねー」


私は昔を思い返しながら言った



私達、守屋の家系は代々菅井家にお仕えしているから、友香お嬢様とは物心ついた頃から一緒のお屋敷で暮らしていた


よく2人で遊んでいたと母やお父上様から聞いたが、私はあまり覚えてはいないが、私の2つ上であるお嬢様のことを私は実の姉のように、お嬢様は私を実の妹のように慕っていた


大人になり、お嬢様とメイドという関係の今では、私のその想いは恋心に変わってしまった





<菅井side>



私が今日、あかねんを連れ出したのには訳がある

それは私の想いをあかねんに告げるということ



2人で他愛もない会話をしながら買い物をしたりブラブラ歩いていると、近所の公園についた



守屋「かなり歩きましたね、少しそこのベンチで休憩しましょうか、どうぞ」


あかねんはそう言って、ベンチにポッケから取り出したハンカチーフを敷いた


菅井「ありがとう」


守屋「なにか、お飲み物でも買ってきましょうか?」


あかねんは、普段あまり運動をしない私が疲れているのを見抜いているようだ


菅井「ううん、少し休憩すれば大丈夫だから、あかねんも座って?」


守屋「そうですか、ではお言葉に甘えて失礼致します」


あかねんとの距離が縮まり、私は自然と笑みがこぼれた

心なしかあかねんも笑ってるような気がする


菅井「あかねん、今日は、言いたいことがあってあかねんを連れ出したんだよ」


守屋「言いたいこと…ですか」


菅井「うん、私実はね、あかねんのことが好きなんだ」


あかねんは驚いた顔をした


ああー、ついに言っちゃった、明日からよそよそしくされたらどうしようか



守屋「私もお嬢様が好きですよ」


今、なんて言った…?


菅井「え、本当に…?夢じゃ…ないよね、、」


私は、まるでマンガのようにほっぺをつねった


守屋「ふふっ…夢ではありませんよ、そんなに頬をつねると赤くなってしまいますよ?
それに、私はずっと前から好きでしたよ」


菅井「……」


私は頭の整理がつかずに考え込んでいた

あかねんが私のこと、ずっと前から好きだったなんて全然分からなかった…


守屋「それでは、お嬢様の用事が終わって辺りも暗くなってきたことですし、帰りましょうか」


あかねんはベンチから立ち上がり私に手を差し出した
その手を取り、私達は家の方向に歩き出した




菅井「ねぇあかねん、ずっと前ってどのくらい?」


守屋「さぁ?内緒です」


あかねんはいたずらっ子のような笑顔で口に人差し指を当てて答えた


菅井「えぇー、教えてくれたっていいのに、ケチ」


私が拗ねたように言うと


守屋「んー、じゃあヒントをあげます
お嬢様が私を好きになるよりも先です」


あかねんはヒントをくれたが全く分からない

私が好きになったのも、いつの間にかだったからなぁー
というかなんであかねんは私が好きになった時を知ってるの?!



菅井「え、待って、じゃあ、あかねんよりも私のほうが後に好きになったってことだよね?
なんだか、悔しい」


守屋「お嬢様って、変なところで負けず嫌いですよね」

あかねんは少し笑いながら言った






いろいろと話しているうちに家について、私もあかねんも寝る準備をして、私は自分の部屋のベットにダイブした



今日は疲れたなー
まさかあかねんと両想いだとは思いもしなかった
幸せだなぁ、この気持ち絶対忘れない


あれ、そういえば、気持ち伝え合っただけで付き合った訳じゃない


私はそう思い、急に不安な気持ちになった


今からでも言いに行こうかなと考えていたら


コンコン


守屋「お嬢様、入ってもよろしいでしょうか」


え、あかねん?なんで?


菅井「ど、どうぞー」


私はなんだか緊張してきて、布団にくるまりながら座って、扉のほうに背を向けた


守屋「失礼します」

ガチャ


スタ、スタ、スタ、


あかねんがゆっくり私に近づいてくるのが足音で分かった

その足音に耳を澄ませていると、私の真後ろでピタッと止まり、あかねんは後ろから抱きつき、耳元で囁く


守屋「私はお嬢様が好きです、お嬢様も私が好きです、ということは言わずもがなというやつです、心配しないで、安心してください」


チュッ


あかねんは私の首筋にキスを落とす

それと同時に私は全身がゾクゾクするような感覚に襲われた


守屋「今日は、一緒に寝ましょうか?」


あぁ、この人は私のことなんか、本当になんでもお見通しなんだな


菅井「…うん」


あかねんは私の入っている布団に潜り込み、私を押し倒した














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いかがでしたか?

初めて前編、後編というふうにしてみました!

いつも書きたいことが多すぎて、短編なのに長くなってしまうんですよね笑


それでは、いいね・コメント・読者登録等よろしくお願いします!!