月曜日、パスポートを切り替えた。
突発的に、親に便乗して行ったので、写真が用意できていなかった。
仕方なく写真屋さんで写真を撮る。
私は斜視だから、真っ直ぐ顔を向けるのが難しい。
真っ直ぐ顔を向けると、どうしても寄り目になってしまうのだ。
写真やさんだと、指示してくれるけど、私はどの角度だと寄り目になってしまうとか解ってるから、どうしても顔を動かしてしまう。
何度も取り直して、中には怒る人も居る。
その日撮ってくれた人は、若い女の子だった。
何度も何度も取り直して、指示をしてくれる。
仕方なく私は、泣きそうになりながら
「私斜視なんで、そうすると寄り目になってしまうんです。」
と言った。
かなり強い口調だったと思う。
なるべくなら、口に出したくない事だから。
女の子は、気まずそうに謝って、撮った写真の中から選ばせてくれた。
私はその後ずっとむっとし続けていた。
言いたくない事を言わしめた女の子と、そんなことに泣きそうになる自分に、猛烈に腹を立てた。
写真が出来るまで、母と待つ。
母に、
「ずいぶん沢山撮ってくるんだね。」
と言われた。
だけど、本当の理由は言えなかった。
私は悪い事ばかりしていた高校時代に、何度も母を傷つけた。
「あんたのせいで私は苦しい想いしかしなかった」
とか
「好きで生まれてきた訳じゃない。生まれてきたくなかった」
とか、今では信じられない事を沢山言った。
だけどね、斜視の事で苦しんだ事は事実なの。
死にたいほど苦しくて、何度も死にたかったし、受けた虐めで出来た心の傷は消えない。
火曜日、友達と遊んで、色々話した。
『強いね』
『芯がしっかりしてて羨ましい』
『どうしてそんなにしっかりしてるの?』
『自分とちゃんと向き合えてる感じ』
よく言われる。
だけどね、私は凄く弱いんだよ。
夜中に一人で泣いてる事なんていつもの事だし、
多分、一番辛いのは、『強いね』って言われる事。
だって、誰も守ってくれなかったじゃない。
自分が強くなるしかなかっただけだよ。
水曜日、夜中に腹痛に襲われて貧血で倒れた。
私は内臓が弱い。
腸炎で入院した事もあって、大体2年に一回は体の調子を崩して病院に運び込まれる。
不思議な事に、最初にお腹が痛くなって、ただの腹痛だと思い眠ると、
全身が引き千切れるように痛くなって、身動き一つ出来なくなってしまう。
内臓が弱いだけだと思ってた。
でも本当な、心の問題なのかもしれない。
先週の話です。
後で考えると、そういえば月曜日と火曜日の出来事はストレスだったのかもしれないなぁなんて。
未だに胃の調子は少し悪いです。
でも、あんまり御飯食べられなくて、痩せて丁度良いけど。w
だけど、どうしても病院に行く決意が出来ないのです。
何処かで、心の病気にはなりたくないという想いが強いんだと思う。
自分は理解しているつもりで居たのになぁ。