2016年、今年も残すところあと数日ですね。

遠い昔ネイルスクールに通っていたのも、

ちょうど冬だったと思います。

前回のつづき

ネイルスクールに通いはじめ、ネイルの道

具を初めて手にした時、ピカピカの道具を

見て、もういっぱしのネイリストになれた

気分だったのを覚えています。

何から習ったのかはもう忘れたのですが、

恐らくファイリングから習ったのでしょ

う。当時は日本ネイリスト協会というもの

があることさえ知らず、検定さえあったか

なかったかという時代(多分あった)。ネイ

ルの雑誌もネイルMAXが創刊されたばか

りだった気が...多くの人が個人のスクール

などに通いすぐにお店を出すという様な感

じだったと思います。

当時大阪では山崎緋紗子先生やネイルズユ

ニークの水野先生といった人のお名前を耳

にしていましたが、先生達がどれくらいす

ごいのかもよく分からず、インターネット

も整備されてなかったため多くの情報はわ

かりませんでした。

そんな中、週2回の授業も順調に進みスク

ールも半ばに差し掛かりスカルプの授業が

始まった頃のことです。

ある日、授業に行って見ると先生はおらず

スタッフのMさんが「今日は先生は体調が

悪いみたいで自習しておいて欲しいとのこ

とです」と言われました。

このMさんは先生が教えた生徒さんでスク

ール終了後そのままサロンスタッフとして

勤務されていた方で、とても感じの良い人

でした。


その日はどうしようもないことなので数時

間ハンド君で練習して帰りました。

しかし、その次の授業もまたその次の授業

も先生は来れず、行くと自習か、Mさんが

少し見てくれるという事が続きました。

そして先生が体調不良になり5回目か6回

目の授業になり(週2回なので二週間後)や

っと遅刻しながら登場する先生。

ただ...来られたは良いけど、全然やる気が

ない!めっちゃ教え方も適当(笑)

そして極め付けに言った言葉が、

「あともう少しで授業も終わりだから頑張

ってね」って...

あなた全然教えてくれてないやん...

体調不良なら休講にしてくれれば良いのに

自習ばっかりの消化試合でそりゃあんまりだわ。

ここで僕は心の中で抑えていたものがふつ

ふつと怒りに変わってくる。

こっちはおばあちゃんが、長年かけた保険

が満期になったから、何にもしてあげられ

ないけど満期のお金何かの足しにしなさい

とくれた大事な大事なお金と自分の貯金を

投入しているんですよ?70万なんて今ま

で一気に使ったことなんて当然ありませ

ん。多くの人がそうである様に、みんな夢

を叶えるため技術を習うために大金を出し

ているのです。

それなのに自習、自習、自習、やる気ない

ってどういうことやねん!

と大声で言いたかったのですが、学生時か

ら少しは大人になっていた自分は、ここは

まず冷静になり、ネイルの技術を身につけ

なければならないと思い落ち着くことに。

しかし良い加減な授業では学ぶ事が出来な

い。どうするべきか...

ちょっと親父に相談してみようと思いその

日は家に帰るのでした。

つづく