最近の弁護士業界 | 東京・台北・上海でビジネスする若き華僑のブログ

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日本一の安定企業を飛び出し、中国でビジネスする華僑らしい生き方をする華僑の話。

先日、ある弁護士事務所のパートナーと会食をしまして、最近の日本の弁護士事情を聞きました。箇条書きで整理してみます。

@パートナー弁護士が司法試験に合格したときは、合格率2%程度でしたが、いまは制度が変わり40%ほどになりました。

@制度変更後、弁護士が増えたことで、メディアが弁護士は食えないということが取り上げられていましたが、そこまではひどくない。仮に弁護士になりたての場合、彼の弁護士事務所では年収800万円程度、一流弁護士事務所では1000万円程度。

@日本に登録している弁護士は約2万人。所属弁護士25名程度の事務所はいわゆる中堅で、弁護士数でランキングすると70位程度。

@日本弁護士のアワリーは低下傾向にある。いわゆる超大手弁護士事務所でもジュニアは時間あたり2万円もある。

@日本にある欧米系弁護士事務所のアワリーは、日本のパートナーでは決められず本部決済が多い。欧米では弁護士のアワリーがある意味談合されていて、それがベースになっているので、日本の欧米系弁護士事務所のアワリーは下がらない。

@日本の弁護士のアワリーは低下していて、中国よりも低く、インドネシアやマレーシアと同じレベル。

@最近の弁護士は語学が堪能な弁護士が増えている。

@ユーチューバー弁護士も増えている。

@彼の弁護士の同期の中には、超有名な弁護士事務所を立ち上げた弁護士がいる。その弁護士は地方の二流国立大学出身で、弁護士業では偉くはなれないと思い、最初から弁護士事務所の経営者になろうとして、その通り成功している。