中国の弁護士と電話会議をしたのですが、去年末より外為規制が厳しくなり、中国から海外への送金が困難になったそうです。
以前は、3億米ドルまでは地方政府の許認可のみで、通常1ヶ月で海外送金ができました。
しかしいまは3億米ドルを超える送金は、商務部（対外貿易をつかさどる役所）と国家発展改革委員会（経産省に相当する役所）の許認可が必要だそうです。
実務的には、4千万人民元を超える海外送金（例えば、中国企業が日本へ投資する際の資金決済）がかなり取りにくいそうです。
その背景として中国はアメリカの国債を売却しているほど外貨の獲得に苦労していることもあり、規制を厳しくしているそうです。