台湾と中国 | 東京・台北・上海でビジネスする若き華僑のブログ

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日本一の安定企業を飛び出し、中国でビジネスする華僑らしい生き方をする華僑の話。

今朝の日経新聞に、台湾最大手の友達光電(AUO)が中国投資を台湾政府に解禁された、というニュースが出ていました。


前政権の民進党の時代から「中国に経済的に飲み込まれるので、台湾の民間企業が中国に投資する(中国に会社を作ったり)ことが制限」されていました。


しかし現政権の国民党になってからは台湾と中国の対話が進み、経済交流が盛んになっています。


ところで中国は香港・マカオに対し、一国二制度のスタンスを取っていますが、これは台湾にとっても重要なことです。


中国政府の悲願として、中国統一(台湾を中国に)というものがあります。一国二制度も台湾のために用意された、話を聞きます。


そのため台湾は、香港・マカオが一国二制度の中でどのように発展し、どのような問題があるか、見極めています。


香港・マカオが仮にコケたら、台湾は「それ見たことか、やっぱり中国とは一緒になれない」と考えるでしょう。


中国は台湾がそう考えないためにも、香港・マカオを力技でも発展させるでしょう。


今朝の日経新聞にも、マカオ返還10周年の記事が載っていました。

マカオの財政長官も変わることですし、マカオが今後どのように発展するか、楽しみです。発展することは間違いないでしょう。