国立成育医療研究センター(東京)など国内約10施設で、妊婦の血液から胎児のDNAを調べ、ダウン症か確..........≪続きを読む≫
たぶんこのニュース、色んな意味で気になっている人は多いと思う。
賛否両論があるのは当然のこと。
一概に『良い』とか『悪い』とかを、簡単に論じられるものではない。
誰の立場から検証するかによって、その答えは違ってくるに決まっているから。
人権問題に関わるとか、命の尊厳が失われる、とか、
そんな事は大方みんな頭では理解しているんだろうな。
誰だって、せっかく宿った命、大切にしていきたいだろうから。
ただ、染色体異児の母親としては、理屈抜きで、やっぱり寂しい気がする。
これからママになる人には、「そんなに不安がらなくっても、大丈夫だよ~
」と言ってあげたい。
「障がい児を育てる自信がない」って、よく耳にするけど、
産む前からそんな自信を持っていた人なんて、私が知る限りほとんどいない。
それに、「障がい児でさえなければ、うまく育てられる」って考えているなら、
それも絶対に違う。おこがましいとさえ思う。両方とも、すごい勘違い。
大変ですよ、この世の中。どうであれ、子育ては楽しさと悩み事で溢れ返っている。
『健康で、明るく素直で優しい子で、いじめや犯罪の被害者にも、加害者にもならない人間』に
大人になるまで立派に育て上げる、なんてね。
この検査でわかるのは、ダウン症とその他2種類の染色体異常。
たったそれだけ。ほんの、わずか3種類のみ。
染色体異常なんて、どれほどの種類があるのか、
こんなに医学が発展しても、未だに遺伝子科の専門医にだって全部はわからない。
原因遺伝子を突き止めることさえできていない障がい児・者も、ほんと、たくさんいる。
つまり、無数にあるっていうこと。到底調べきれない。
それに、染色体異常以外が原因の障がいも、い~っぱいある。
そういうことを、妊婦さんにきっちり伝えた上で検査の案内をして欲しい。
上記3種類、以外の障がいを持って産まれてきた時に
「ちゃんと調べたのに。こんなはずじゃなかった。」なんてことに、絶対にならないように。
「産まれてくる子が、あなたみたいな人
かどうかを調べます。
もし、あなたみたいな人
であったら、育てる自信がないので産むかどうか考えます」
って言われたら、私がその、あなた、だったらショックだもんな…。存在全否定ですか・・・
ダウン症その他の染色体異常児者=あなた
ってことです。そう言っているのと同じだもんね。
少子高齢化 → 医療費の増大&税収激減
優生思想の再燃・・・
安楽死法制定への動き・・・
国家的戦略の中に、知らず知らずのうちに組み込まれてしまわないよう
目をそらさずに、向き合っていかなくちゃ。
関係ない人なんていないのよ。
実はみんな当事者なのです。