お盆明け、医師と看護師が慌ただしく病室へ入ってきた。


やっぱり癌だったよ、と医師が言った。


私は一瞬、呼吸が止まる。


思ったより進んでいる、大学病院へ紹介状を書く、化学療法をしてもう一度手術するかもしれない、と一気に説明された。


私は両親へ電話をした。


すぐに両親が病院へ来た。母は泣いており、父は、必ず治してやるからな、とだけ言った。


私は涙は出なかった。


今夜は眠れないかもしれないな、と考えていた。


しかし、朝まで熟睡できた。


自分は癌だとわかり、少しスッキリしていた。