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「脳の機能が死んでいく」
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テレビのバラエティ番組は
画面作りがにぎやかです。
あるタレントが映ったかと思えば、
すぐにカメラが別のタレントを映し、
スタジオの笑い声が入り、
画面にテロップが流れます。
実は、
視聴者を飽きさせないために
3秒に1回の割合で刺激するような
構成になっているそうです。
そんな話を聞くと、
いかにも脳を刺激してくれそうな
印象を持ちますが、
テレビを見ているとき、
脳は大して働いていません。
というのも、
脳は積極的に自分から
注意力を働かせ、
五感で情報を集め、
想像力を働かせ、
行動に移すことで情報を得るとき
イキイキと働くからです。
しかしテレビは
情報を得るとは言っても、
基本的に画面を見ているだけ。
こうした受け身の状態では
脳は活動しないのです。
さらに、
ずっとテレビを見続けるなど
変化に乏しい状態が続けば、
脳の機能は低下して
休眠のような状態に
なってしまうこともあります。
部屋にいるときは
常にテレビがつけっぱなしで
なんとなく見続けてしまう…
こうした過ごし方は、
自分から脳の機能を
低下させようとしているようなものです。
といっても、
これはテレビに限った
話ではありません。
仕事熱心で、
飲み会や趣味を我慢して、
平日も休日も1日中パソコンに
向かうなどといったことをしていると、
仕事以外の脳の使い方が
できなくなります。
「なんとなく頭の回転が
鈍くなった気がする」
というのは、
歳のせいでも
疲れのせいでもなく、
単純化され過ぎた生活で
脳の機能が低下している
可能性が高いのです。
バランスよく脳を使い、
小さな変化で脳に刺激を
与えることを心掛けましょう。
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