出せない手紙 | 未完成~りんりんの詩~

未完成~りんりんの詩~

徒然なるままに詩を書く、予定。

何度も何度も何度も

書いては捨てて

ようやく書きあげた

一通の手紙がある


言いたくても言えなくて

言わないままだったこと

とりあえずコトバにして

みたのはいいけれど


この手紙は出せない

キミはもういないから

宛名のない封筒

見つめて溜息をつく

取りだした手紙で

作った紙飛行機を

キミに届くこと願い

大空へ想い切り飛ばした


会いたくても会えないね

どんな声をしてたかな

さよならも言わないで

ホントに行っちゃったんだね


この手紙は届かない

止まったキミの時間

ボクは先に進むけど

キミはあの頃のまま

捨てようとした手紙

紙飛行機にしたら

キミに届く気がしたよ

力一杯風に乗せよう


ありがとうの一言

さようならの一言

それさえ伝えられず

どうしてキミだったの

生きることの意味を

知っていたキミだから

早すぎる別れに

僕は涙も出ないんだ


この手紙は出せない

キミはもういないから

引き出しの中

そっとしまった

出せない手紙…