雨 | 未完成~りんりんの詩~

未完成~りんりんの詩~

徒然なるままに詩を書く、予定。

大粒の土砂降りの雨 教室の窓を叩く

太陽はあの雲の 向こうにかくれんぼ


灰色の雲が流れる 千切れた隙間から光

濡れたアスファルト照らし 水たまりに空映して


雨上がりの昼下がり 少し冷たい空気の中

背筋伸ばし まっすぐ歩く 通い慣れた通学路

電線や 木の葉の先 キラキラ光る雫

こぼれおちた涙の 意味を僕はまだ知らない


晴れた日の通り雨 濡れていく前髪

やわらかな風に煽られて 静かに立ち止まった


瞼の裏はオレンジ色 目を開けば浮かぶ残像

光と水のイリュージョン 虹色の橋を架ける


青い空と白い雲 眩し過ぎた太陽の下

一歩ずつ 進んでいく いつか来たかもしれない道

名前も知らない花 消えかけた飛行機の足跡

いつのまにか涙は乾いて 心の傘をそっと閉じた


雨降りの傘の花 せわしなく行き交う人々

流されないように 必死で歩く 人ごみの中で

いつの日か この中の誰かみたいになるのかなと

蹴飛ばされた空き缶を 横目に見ながら


やりたいこと やるべきこと 天秤にかけてみたら

つりあって 揺れている 迷う心が見えた

比べても 仕方ない 分かっていながら それでも

小さな僕は誰かと 比べて悩んでいたんだ


もう涙は流さない 心の傘は要らない