落語家の桂歌丸師匠が亡くなられたとのこと。
そして昨日、亡くなって初めての日曜日。
久しぶりに「笑点」を見たら、やはり追悼番組でした。
前半は、在りし日の歌丸師匠を、回答者時代、そして司会者時代に分けて振り返り。
そして後半は、「追悼大喜利」でした。
予想はしていました。
「追悼」といえども、それは湿っぽいものではなく、「笑い」で送り出すんだろうなと。
それが落語家、歌丸師匠が一番喜ぶことだろうと、私ですらわかりましたし。
円楽師匠はあくまで毒舌で。
たい平師匠はここでもふなっしージャンプ。
いつもの通りじゃん!
でもその「いつもの通り」が、思った以上に心にしみてきました。
あえてそうしようとしてるのがわかったから。
その「笑い」の中に、師匠方、そして歌丸師匠が50年以上関わってきた「笑点」のスタッフの、
「歌丸師匠が喜ぶ、最高の形で送り出そう」
という、決意があふれ出ていました。
今は自分の中にある悲しみよりも、歌丸師匠に最後に喜んでもらうことに徹しようという、腹をくくった思いがテレビのこちらに伝わってきました。
今まで見た追悼番組で、ここまで心を感じた番組はありませんでした。
ご冥福をお祈りいたします。