10月に入ってから、毎週月曜日、NHKの『極める!』という番組を見ています。
この番組は、毎月1人の芸能人が、ある1つのジャンルについて深く学んでいくというもの。
10月はタレント、高木美保さんの「香り学」でした。
全4回で、それぞれ「香水」「鼻のにおいセンサー」「お香」「エッセンシャルオイル」について、それぞれの専門家を訪ね、通常見ることができない舞台裏を覗きつつ、学んでいました。
私自身もほぼ毎日香水をつかっていますので、「香水」の回の
「自分の香りを見つける」
というのも興味深かったのですが、それ以上に心に残っているのが、「お香」の回で登場された香老舗 松栄堂 主人 畑 正高氏の
「香りで空気を染める」
という言葉でした。
畑氏が高木さんを招き入れた応接室は、事前にお香をたき、その残り香で「空気を染めた」状態となっていました![]()
「空気を染めた」つまり、香りがそのままただよっているのではなく、空気と完全に一体化しているということですね![]()
私は諸事情があり、部屋でお香を使う事はできないのですが、香りを使う時、この考え方は参考になりそうです。
例えば香水を使う時も、
「あ、○○使ってるでしょ
」
と香水ブランドを当てられたり、
「あの人の香り、自分とかぶっている」
と思われるようでは、まだまだ使いこなせていないということ。
それよりも、
「何かいい匂いするよね」
と言われるようになれば、「香水で自分を染める」ことができたということなのかな…。
でも奥が深い「香り」の世界。
その域に達するまで、まだまだ修行が必要デスネ
さて、11月からは女優、中越典子さんによる「京美人学」
楽しみです![]()