屋久島は、鹿児島県の南方約60kmのコバルトブルーの海に浮かぶ周囲132km、面積500平方km、わが国では5番目に大きい離島。屋久島は、中生代白亜紀の頃までは海底であったが、新生代になって造山運動が活発化、約1400万年前、海面に岩塊の一部が現われ島の原形がつくられた。日本百名山の一つで、九州最高峰の宮之浦岳(1935m)を中心に、永田岳、安房岳、黒味岳など1000mを越える山々が40座以上も連なる。国の特別天然記念物にも指定されている樹齢7200年といわれる縄文杉を含む1000年を超す天然杉の原始林、亜熱帯林から亜寒帯林に及ぶ植物が、海岸線から山頂まで垂直分布しており、クス、カシ、シイなどが美しい常緑広葉樹林(照葉樹林)は世界最大規模。樹齢1000年以上の老樹の杉を特に屋久杉と呼ぶ。樹齢数百年の若い杉は屋久小杉。屋久杉の木目は美しく、樹脂が多く、材質は朽ち難く世界の銘木として珍重されている。またヤクザル、ヤクシカ、鳥、蝶、昆虫類も多数生息している。


