9月4日、ランドマンナロイガル日帰りトレッキングの日です。

 

まるで火星のようと表現される異世界感ある場所です。このトレッキングがあるので家を出るときからトレッキングシューズを履いてきました。7時出発なのでホテルで朝食を取れません(しおりにある早朝朝食は手配されておらず)。前の日にパンなど買っておいたものを食べて朝食にしました。

このツアーは所要時間14時間となっており朝7時出発で夜9時帰宅、どれだけ大変なんだろうと思っていましたが、大変なのはツアーバスの運転手さんでした。目的地までの最後25kmは悪路で車が壊れるのではないかと思うほどの振動です。いつもはVOLVOの大型バスですが、この日はベンツの中型バス。運転手さんはガイドしながら、現地着→トレッキング引率→ホテル着、の最初から最後までワンオペ14時間でした。うち奥は途中悪路を事前調査しており車の酔い止め薬を飲んで参加。結果からするとモンゴルの道なき道を行くロシア製ジープのほうが激しい振動だったかも。

 

9時半頃立ち寄った2本滝。

 

12時半頃、火口湖のフチに停まります。とにかく強風で細かい砂粒が手や顔に突き刺すようにぶつかってきます。口の中がじゃりじゃりするのは何十年ぶりでしょうか。反対側のフチに立っていたら風に押されて落ちる事故もありそうです。スクリーンショットによるとこの辺。バスにWIFIがあって地図情報が取れました。

すでに非舗装道路でランドマンナロイガルっぽい雰囲気になってます。大きな山はおそらく氷河で上が水平にカット。小さな火山は火口湖付きのきれいな円錐台。峡谷は氷河スプーンですくい削ったカールといった感じ。

 

途中休憩を挟みながら、6時間くらいかけて到着。広い敷地にテント場もあり、入場チケット購入の証に緑の紙製の腕輪をもらいます。次に温泉の場所を教えられて、トレッキング後に水着で自由に入ってよいと教えられます。

 

スタート直後、かなり速いペースで登らされます。

遠くの山の中腹にモアイ像(瑞牆山だったら名前付きそうだけどここではありふれた岩かな)

黒曜石の露出している場所

 

凹凸の激しい火山原野を引率され、途中黒曜石が出ている場所や、硫化水素が噴き出しているところを通って、あとは自由行動と言われます。↓解散場所でガイドのオマールさんに撮ってもらいました。

緑色の粘土質の山の手前を通って、オレンジ色の山の壁を回り込めばバスに戻れるとレクチャー受け、16時までにバスに戻るよう言われます。

 

アイスランドは全体的に寒いので地衣類や高山植物みたいな植物、雷鳥のような小鳥がいます。綿花のような長い綿毛の花↓

 

山のふもとに人影。景色が大きすぎて、遠近感がおかしくなる。

急な斜面に羊が3匹。こうして時折見かける羊はいつも3匹だとはうち奥の指摘。両親と子供1頭なのかも。毛が長くて縮れておらず尻尾も長く(長い直毛のせい?)、走っている姿は犬やタヌキに見えます。

苔に混じって小さな花も咲いてる

 

蒸気が噴き出している辺りの岩石は触ると温かい。日本でも温泉地によくある地獄谷的風景。

だいぶモアイ像的な石に近づきました。

落ちている岩がすべて粘土質っぽくて脆く簡単に割れます。白、オレンジ、緑、赤といったチョークのような石ばかりで、別の石にこすりつけると文字がかけます。

緑色チョークの山

このあと持ってきたお昼を食べて、15時半くらいにバスに戻りました。

途中18時ごろ、今日2つ目の二股の滝を見学。

 

この日は2万歩以上あるきました。バスに乗っている時間が3分の2以上占めるのでそんなに歩数は無いですね。帰りのバスはだれもかれも熟睡。ホテルに戻ってからも歩き疲れと前日からの寝不足もあってぐっすり就寝でした。

 

続く