9月1日から1週間アイスランドに行ってきました。
航空会社はフィンエアー(FINNAIR)、ハブ空港としてフィンランドが各国を結んでいます。
羽田からいったんフィンランドのヘルシンキまで搭乗、乗り継ぎで目的地アイスランドのレイキャビクに行く航路です。
ウクライナーロシア戦争中、ロシア上空を民間機が飛べないため、行きはアリューシャン列島抜けて北極周りで、帰りは中東からモンゴル、中国を越えての航路となり、それぞれ12時間のフライトです。乗り継ぎが3時間くらいあってヘルシンキからレイキャビクまで3時間なので目的地まで最低でも18時間はかかります。出発2時間前には空港へ着いていないとならないのと、空港までのリムジンバス乗車時間や、到着してからレイキャビク市内までのバスなど、もろもろ含めると、家を出てから宿泊先ホテルに横になれるまでの時間は32時間ほどでしょうか。かなり体力が必要です。
乗り継ぎ地フィンランド空港内のお店。現地早朝5時半くらい。
レイキャビクにあるホテルに早朝到着して荷物を預け、チェックインできる15時までの間、市内散歩と食事で時間をつぶしました。海辺にある彫刻 Sun Voyager。
13時からの市内観光ツアーが最初のアクティビティ。お金を節約するため旅を通じて全ツアー英語です。ハットルグリムスキルキャー教会を最初に見学。アイスランドは大木が無く、コンクリートも無いので、大型船による資材輸入によって建物を作っています。この教会も40年くらいかかって建てたそうで完成したのは1986年だそうです。別のバスツアー中ガイドさんが、私の祖母は石で組んだ洞窟のような家に住んでいた、と言っていました。風も強くてときどき地震で崩れるので、そういう形態の家になるのは頷けます。石で組んで屋根が苔むしたホビット荘の家を想像すると近いかも。
コロンブスより先にアメリカ大陸を発見した西洋人、ワインが作れる土地Vinlandと呼んだ人レイフ・エリクソンの銅像。レイフ・エリクソンの発見から1千年記念ということでアメリカから寄贈された銅像です。ま、ネイティブアメリカンが先に住んでいるので、西洋史上初という意味ですが。ちなみに2本のツノがついたカブトをかぶっているイメージがあるヴァイキングですが(お土産屋に売ってるカブトも2本ツノ)、殺しや盗みをする悪い海賊が悪魔のイメージと重なって2本のツノがついただけで、実際のヴァイキングはそんなカブトをかぶってはおらず(この銅像同様)、悪いことをしていたわけではないとガイドさんは言ってました。
入口裏には大きなパイプオルガン。
コンサートもよく行われるそうです。
ただ、長旅の疲労と寝不足のため、事情を話して途中でツアーを抜けました。
アイスランドの気温は10℃前後、小雨が降ったりやんだりしています。風が強いので(体感5℃と天気予報)傘をさす人はおらず、誰もがレインジャケットを上に羽織っています。日本の連日の35℃越えの蒸し暑いところから来ると天国です。
空気はきれいで、水道からは南アルプス天然水よりおいしい水が出ます。氷河と火山の国なので雪解け水がろ過されたおいしい水がいたるところに供給されているわけです。物価が高いのも特徴で、円安のせいもあって体感で2~3倍といったところ。1円≒1クローネで、一番安いアメリカンコーヒーが1杯650円、スーパーのサンドイッチやロースハム(8枚パック)が800円台、トイレが200円、などなど。ほとんどがカード決済で、紙幣が使えないのも特徴。有料トイレ用に空港で1000クローネ紙幣をATMでおろしましたが、ホテルでは硬貨に両替してもらえず(硬貨が必要数無く)、店では使えず(カード決済のみ)、最終日にやっとスーパーで20gくらいの干し鱈が780クローネで使えて硬貨を初めて見ました。
電力はメインが水力発電、次が地熱発電、風力発電も少々、ほぼ自然エネルギーだけでまかなっているECO先進国。電気の輸出もしているそうです。地熱は各家庭を温めるのにも使われていて、電気代はタダのような安さらしいです。
ホテルのベッドで横になると即落ちるように眠りました。翌朝は7時からのホテル朝食、7時半バス停集合のゴールデンサークルというツアーです(所要時間7~8時間)。7時25分にはバス停に行っていましたが、8時15分になってもバスが来ませんでした。ツアー催行会社に電話すると(電話のかけ方がわからずホテルまで戻ってフロントで聞いた)、手違いで10時開始ツアーにブッキングされているとのこと、9時半にバス停に行くことに。お詫びに夜21時からのオーロラツアーを手配するとのことで急遽そちらにも参加することになりました。海外で電話するときは+を入力するために0を長押しする必要があることを学びました。
続く