5月23日(満月)から一泊。長野県千曲市JR姨捨(おばすて)駅にほど近いキャンプ場です。

60歳の母を山に捨てに行く息子の話ーー棄老伝説がある場所のようです。

キャンプ場の名前も、オバステと Over stay をかけたのがすぐわかったかと思います。オーバーステイしたくなるようなキャンプ場になろうかという意味も込められているのかもしれません。

このキャンプ場はとてもユニークで、一日一組限定となっています。また費用も封筒に入れてポストに投函するだけでオーナーと直接会うこともありません。見晴らしのよい丘の自宅の庭を外付けトイレを付設して貸している、そういったキャンプ場になっています。

長野道の姨捨SAにETCスマートICがあって、ETC限定ですが、下りSAに出口、上りSAに入口があります。

本来は、関越道から上信越自動車道を使っていくほうが近くて安いのですが、姨捨SAの出入口を使おうとすると中央道から岡谷JCTで長野道に入ることになります。

この場所は、棚田と名月で有名です。5月下旬から6月頭にかけて、水田に水を張って稲を植える作業が行われ、歌川広重が描いた棚田に映る月を実際に見ることができるわけです。

それと、JRのスイッチバック場所としても有名です。線路のポイント切り替えが電車来る度に行われていて、左から来た列車が減速したかと思うと止まってすぐに左に動いていきます。

 

 

 

 

 

 

日中は、太陽黒点(ご存知の通り今大量発生中、割と低緯度でもオーロラ出現)を観察して、本を読みながら昼寝。夜は棚田に映る満月の写真を撮りに出動。翌朝は棚田に映るご来光を撮りに早起きしました。今の時期、日の出が4時半でかなり早起きしないとなりませんが、テント泊なので明るくなって寝ていられなくなったらそれが4時半、自然と目が覚めました。

 

翌朝、姥捨SAで味噌ラーメンを食べて帰りました。さすが信州みそ、おいしかったです。

5月の長野、朝晩少し寒く、日中はTシャツ一枚で過ごせる気候、晴天に恵まれて気持ちよいキャンプとなりました。