12月14日(木)から2日間、冬のキャンプではよくお世話になっている、西伊豆のオートキャンプ銀河に行ってきました。
ふたご座流星の極大日に合わせて、夜空が暗くて良く見えるはずのキャンプでしたが、結果は惨敗でした。
というのもお天気がとにかく異常。暖かく湿った低気圧のせいで、テント設営時はくもりだったものの2日間通してずっと風雨。
ときどき、ゴーーーと低い山鳴りと共に風の塊が近づいてきて、ドカーーンとテントとタープにぶつかります。
10m先も見えないくらい真っ白な雲の中。
16日朝、撤収前。
寝ていてもテントの生地が風圧で激しく変形し、顔を押しつぶしてきます。気温は夕方でも18℃くらいあり、冬装備の衣服では汗をかくほど暑い感じになってしまいました。初日は我々の他、ソロキャンの人がひとり。翌日キャンプしているのは我々だけでした。雨でもキャンプしてる人ってあまりいませんね。
焚き木を買ったものの暴風雨のせいで使う気にもなれず、テーブルゲームも持ってくるのを忘れてしまったのもあって、雨風をテントでしのぎながら読書をする2日間となりました。現地で買った、海老天丼やサバのみりん干しはおいしかったです。
16日(土)は、小雨の降るなかテントを撤収しました。受付まで車を運転するのですが、途中の道には昨晩の嵐で折れた木の枝が散乱しています。車にひっかかりそうな太い幹はさすがに降りてどかして進みました。次の目的地の温泉ホテルのチェックインには時間があるので、韮山反射炉に行きました。
お昼時だったのでレストランほむらで昼食をとってから見学。とりももの炭火焼、ほむら焼きにごはんセット。柚子胡椒と塩とタレで楽しめる。
今から170年近く前、外国からの侵略に備えて大砲を作るために建てられた溶鉱炉です。反射炉という名前から熱を集光する反射板のような構造を想像していましたが違いました。釜の内部がドーム状になっていて、石炭を燃やしたときの放射熱が銑鉄に集まりやすくなっているものでした。空気を送りこむのには煙突効果を利用した自然吸気、設計の良さからくる効率のよい溶鉱炉でした。
マインクラフト向きの建物だったので簡単に作成してみました。建てられた当時は煙突はレンガの上に漆喰が塗られて白くてきれいだったそうなので白い素材で作成。
反射炉で溶かした鉄が砂場の大砲の型に流し込まれて冷えて固まります。出来上がった砲身はただの棒で弾が通る穴は開いていません。水車を動力にした旋盤状のしかけに砲身を乗せ、錐を押し付けて1カ月くらいかけて砲身を中空にしたようです。
ニュー八景園という温泉ホテルにチェックインしてひと風呂浴びて夕食をとりに外出しましたが、帰りに雨に降られてしまいました。ホテルは見晴らしのよい高台にあるので雨に濡れないように急ぐと急坂を登らないといけません。心臓に堪えます。
部屋や朝食会場は富士山を見るためにみんな北向きでした。
この日も夜は暖かく雨が降っていましたので露天風呂から流れ星というのも無理でした。翌朝の朝食バイキングは品数が多くて、どれもおいしくて最高でした。少ない量の小皿料理が30種類以上あったのではないかと思います。
帰る日になってとてもいい天気になりました。
部屋の窓から。
帰りの途中、めんたいパークによって、めいたいこやいかそうめんを買って帰りました。めんたいこスパゲッティー、めんたいこおろし大根、めんたいこポテトサラダ、など毎日めんたいこです。
今回は天気に恵まれず、普通の伊豆観光旅行になってしまいました。楽しくおいしい旅行でしたのでめでたしめでたし。