3月21日から2泊してきました。

 

ゆるキャン△で有名なので知名度高いキャンプ場ですが、訪れるのは初となります。

22日が新月なので広大なキャンプ場で天体観望を楽しむ予定でしたが残念ながら天気は曇りや雨でした。

 

チェックインは8時半~17時と範囲が広くキャンプ設営はフリーサイトなのでいつごろ行ったらいいのか判断に迷うところ。ただ今回は祝日(春分の日)スタートなので、前泊の人たちがチェックアウト(14時)する時刻でちょうどよかったようです。

 

10時半ごろ家を出て、マックスバリュ富士河口湖店で食材の買い出し。ヤキトリやひき肉や野菜を買っていきました。

 

標高が830mで平地より5度くらい寒いため、ストーブをレンタルしました。キャンプ場には関係無い隣接するラパットモフ(ふもとっぱらを逆さに読んでフランス語っぽく綴ってます^^)というレンタル屋さんですが、普通に民家の物置から灯油満タンのストーブが出てくる感じでした。借りて料金を払い、車の助手席にシートベルトで固定してキャンプ場に向かいました。

 

ふもとっぱらのチェックインはよくできていて、入場ゲートに車で並ぶと代金引換に駐車証を交付してくれて終わりです。

予約のときに車のナンバーを伝えてあるので、ゲートに並んでいるうちに車のナンバーから検索して名前と料金を確認して即駐車証(手書き)が出てくる仕組みです。キャンプ場の地図や注意事項は両面1枚の紙で渡されるのみです。やりとり自体は1分程度だと思います。広大なキャンプ場で1日に数百台の車が入場してくることを考えれば、入口で渋滞が発生しないようこういった方式になることは理解できます。

 

あまりにすんなりゲートを通過したのでうち奥は、管理棟あたりで待っています。レンタルストーブに席を取られたのでレンタル屋さんからは徒歩でキャンプ場に入ってきていて、これから管理棟で受付だと勘違いしたようです。呼んでも来ないので車をいったんとめて受付が済んだことを伝えます。

 

どの辺に設営するか徒歩で探してから車を移動しました。入場数は制限してあるのでフリーサイトとはいえ余裕ある広さでした。

 

14時45分、設営完了。

富士山全景が目の前に広がります。みてわかると思いますが、ほとんどのキャンパーは富士山の見える東向きに駐車、設営。

売店が充実してるのでお昼は、おにぎりとおでん。自炊しなくても生きていけます。

 

18時半のテント内の気温と湿度。自作温湿度計の実地テスト。

冬服を着込んでいるので過ごしやすい気温でした。

 

晩御飯は、みそ汁、きゅうり、ヤキトリ、ごはん、ヤキトリは炭火で焼きました。

最後に焚火に入れておいたジャガイモのアルミフォイル焼きをバターとマキシマムで。

購入したばかりのレボメッシュウォール内は広くてストーブを焚いて暖か。トヨトミのレインボーという石油ストーブで暖かいのはもちろん、見て美しいストーブでした。

 

テントの中でアルゴベーシックをしたり読書をしたあと就寝。寝るときはそんなに寒くなかったものの、明け方あまりの寒さに震えて目が覚めました。

5時50分、テント内が4.4℃。

 

服を着こんでトイレに行くとご来光待ちの人々がカメラを構えています。

6時ジャスト。このふもとっぱらのシンボル中央棟の両脇がトイレ。トイレ急いで済まさないとご来光撮れないかも、なんて考えながら向います。

毛無山の上の方はすでに日光が当たってますね。

 

春分の日の次の日ですからほぼ真東から6時頃が日の出のはずですが、ここはふもとっぱら、富士山が日の出を遮ります。

テントに戻って、うち奥にご来光もうすぐを告げたのが6時10分。

 

ご来光。6時18分でした。

ふもとっぱらは、富士山頂より緯度が少し北にあります。そのため春分の日には、太陽が富士山の裾野から昇ります(この写真の太陽の位置の斜め左下が真東)。

2月20日くらいだとあと10度くらい右から昇るのでダイヤモンド富士になるかも。写真からあと10度くらい右と推測しましたがきちんと計算したわけではありません。きっとだれかがふもっとぱらでダイヤモンド富士を撮ってるでしょう。

 

振り向くと、うち奥もご来光を撮影中。

キャンプ場の広さがわかります。

 

せっかくストーブをレンタルしたので寒いときには使いましょう。炎のリングが円筒形のガラスに反射して幾重にも見えます。

あっという間にテント内は18℃。

 

朝食はレトルトのキーマカレーをパスタにかけて食べました。

日中は暖かくて21℃くらいありました。レボメッシュウォールを蚊帳モードにして風通しをよくして読書しました。

 

実はこのレボメッシュウォール、設営時に苦労がありました。天井にあたるレボタープIIをお正月にくじ引きで引き当てて、それに追加装備できるというレボメッシュウォールを購入して今回初設営となりましたが、どう向きを変えてもストラップの長さがぎりぎり足りなかったり余ったりしました。

 

タープもウォールも上から見ると正六角形というわけではなく、対辺が平行になっている平行六角形なのですが、鋭角になっている箇所が違います。WEBを画像検索して調べるとタープが世の中にあるタープとは光学異性体(鏡像)になっていることがわかりました。

 

レボタープの寸法図↓があったので拝借。ロゴがある部分が右下にくる。うちのタープは上の写真を見てもわかるようにロゴが左下にきている。

レボメッシュウォールも通常のレボタープに合うように作られているので、上からみるとこんな感じです。

レボメッシュウォールの寸法図↓。比較しやすいように右90度回転。

 

レボタープIIが、くじの景品になっていたのがなんとなくわかりました。単体で張る分には問題ないわけです。

メッシュウォールと一緒に設営するには、タープを裏返せばうまく張れるはずです(涙)。

 

15時ごろの富士山。うららかな春の日差し。帰ってきてから花粉症には苦しみましたが^^;

22日宿泊の人はさすがに少なくて解放感が更に増してます。

 

遅めのお昼はハンバーガー。YouTubeで見たアメリカ式のハンバーガーを作ってみました。

エコココロゴスで焚火をして炭を投入して炭起こし。そこに平たくつぶしたひき肉パティ(こねたりつなぎを入れたりせず2枚の皿で平たくつぶして香辛料をまぶすだけ)を網に乗せてこんがり焼きます。

炭起こしから始まるのでここまでが1時間くらいかかりますが、炭火は強いので実際に焼いている時間は5分程度です。

レタス、トマト、お肉、チェダーチーズ、マスタードマヨネーズ、ピクルス、をパンに挟んでできあがり。

 

モスバーガーで提供されるような紙袋で包んであれば食べやすいのですが、袋は無いので手や口が汚れるがまま豪快にほおばりました。かなりおいしかったです。

 

翌日は朝8時くらいから雨になる予報が出ていて実際8時には雨が降り始めました。キャンプで一番いやなのは撤収時雨です。

広い庭でもあれば帰ってから道具一式干すこともできますが、マンションの狭いベランダでは難しいです。

まず夕方のうちにレボタープ、メッシュウォールは撤収。翌早朝からテント撤収、8時半から可能なゴミ出し、9時から可能なストーブ返却のスケジュールを立てて実行しました。8時から9時までは広い炊事場で雨宿り兼朝食としました。

 

チェックアウトも簡略されていて、駐車証を出口ゲートの返却ポストに入れるだけです。14時までに出る人はたぶんこの方式で14時超過の人は出口ゲートでなんらかの手続きがあるのかも知れません。

 

10時には高速道路に入って、お昼前には狭山PAで昼食。いつもは入間ICで降りるところ、狭山ICで降りてテント用品店WILD-1に立ち寄りました。レボメッシュウォール用のチビペグを買いたいといううち奥要望によるものでした。

前回WILD-1に行ったとき1枚だけ売っていたパタゴニアのフリスビーが増量して置いてあったので小さな親友昴くんへのお土産にしました。

キャンプ用品メーカーのパタゴニアってカリフォルニア州のベンチュラ市にあるんですね。調べました。パタゴニア自体は南米アルゼンチンやチリの南緯40度以南の地方を指す言葉らしいです。

 

ふもとっぱらの手軽さ良さがよくわかったキャンプでした。