1月22日(日)から1泊。

 

人気の宿で半年前くらいにうち奥が予約。なんとか日曜日からの宿泊なら空きがあったそうです。

冬キャンプをするので車はスタッドレスタイヤを履いていますが、この時期に長野を走るのが不安で今回はJRで行くことになりました。立川駅から全席指定の特急あずさで長野県の松本駅まで2時間くらいかかります。

 

王ヶ頭ホテルは標高2034mに立地して松本市街の気温より常に10度低い気温だそうで、この日も氷点下10度を下回る予想が出ていました。前準備として防寒・防水・防風のパンツを二人ともワークマンで購入、上はモンベルのダウンパーカーをレンタルしました。買ったら4万円以上するダウンパーカーは1泊2日(送付返送で+前後1日)レンタルだとひとり5千円で済みます。雪深い場所を歩いても濡れないように防水・防寒のハイカットの靴も購入しました。

 

ホテルまでの道路は冬季通行止めになっており、許可車のみ通行可能になるため、たとえ自家用車で現地に向かったとしても、松本駅か、途中の美鈴湖に駐車して送迎バスで向かう必要があります。当日は11時30分くらいに松本駅に着きました。13時45分に松本駅発の送迎バスに乗車する予定でしたので、コインロッカーに荷物を預け、駅前でハンバーガーとコーヒーの軽い昼食を済ませて松本城を見学に行きました。

 

外堀

白鳥も飛んできました

黒門をくぐります

入ってすぐに宇宙つつじ。向井千秋さんが宇宙で発芽させたものらしいです。

本丸御殿跡から天守の眺め。「文化財防火デー」ってこんなに大きく主張する必要ある?アルプちゃんも不要といえば不要。

槍兵さんと

 

外壁が黒いお城は初めて見ました。松煙(しょうえん:松脂を不完全燃焼させてできた煤(すす))と柿渋(かきしぶ)を混ぜたものを外板に塗って(防虫・防腐効果)、そこに黒漆を塗っているそうです。漆は紫外線に弱く、3年~4年で塗りなおしているそうです。

コンパクトな見た目と機能美があるお城で、平和な時代になってから付け足された月見櫓(つきみやぐら)もあって住んでみたくなるお城でした。

 

朱塗りの欄干がある月見櫓

 

入場券700円で天守閣まで登って眺めを楽しめます。中は鉄砲に関連する展示が多く、鉄砲の種類や火薬や弾丸の作り方、火縄の作り方などがありました。

各階をつなぐ階段は狭く急なものが多いので足腰の弱いお年寄りには厳しいと思います。昇るときも降りるときも同じ階段を交互に使います。角度が70~80度くらいあって階段というより梯子に近く、降りるときのほうが危ない感じです。

 

スカートの裾のような「石落とし」、縦長窓の「矢狭間(やざま)」、正方形窓の「鉄砲狭間(てっぽうざま)」が城の全方向にあります。

天守からの眺め

 

天守を降りてちょうどよい時間になってきたので松本駅に向かいます。コインロッカーから荷物を取り出し駅ビルでトイレを済ますと時間通りに送迎バスがやってきました。

 

送迎バスは1時間10分くらいでホテルに到着。途中、山の中腹にシカが10頭くらい雪の積もった山に群れていました。

到着したホテルのテラスから富士山が見えます。

チェックインをしてすぐに、15時15分から45分にかけて雪上車で美しの塔まで乗せて行ってもらえます。

雪上車の乗車待ち

 

雪上車3台に分乗。1台で10人くらい乗れます。時速30km位出ていた体感でなかなか速いのですが、鉄のキャタピラですから乗り心地は最低です。

野兎の足跡発見。オコジョやキツネやシカなども美ヶ原にいるそうです。

美しの塔

ホテル方向。王ヶ頭山頂はTV局の電波塔が立ち並んでいます。

 

少し曇っていたので大気中には氷の粒が含まれているので幻日を見ることができました。

夕陽とアーベントロート目的で三脚も一眼も持ってきていましたが、曇ってしまい残念ながら撮れませんでした。

 

部屋に戻り各部屋備え付けのコーヒーマシン(ネスプレッソ)でカプセルコーヒーを選んで飲んで一息つきます。ところがすぐにウェルカムドリンクの時間がやってきます。
リンゴジュース、甘酒、リンゴスパークリングワイン、の3種類から選べます。おかわりも大丈夫でワインと甘酒をいただきました。


そして18時から晩御飯。コース料理で見たこと聞いたこともないような料理が次々と出され最高でした。

 

岩魚の塩焼きだけは食べたことがある料理ですが、内臓を取って遠赤外線で骨まで火を通したあとに炭火で更に炙ったものらしく、頭から尾まで全部食べられるとのこと。実際全部食べましたが、いままで食べた岩魚の塩焼きで一番おいしかったと思います。

途中の6皿は省略(グルメブログにあらず、ですがどれも最高)。最後のデザート。生クリームに金粉が散らしてあります。

 

夜、晴れていれば満天の星を撮るのが定番なんですが、やはり曇っていたせいでホワイトアウトのような世界、一瞬の晴れ間で一等星ぐらいはなんとか撮れる程度でした。

晴天の夜は観望会があってアナウンスがあるのですが、この晩は中止の放送でした。

ホテルの玄関にはひっそりとドブソニアン望遠鏡、口径は30cm以上はありそう。

 

オリオン座は写せる程度。

街明り。雪原が赤いのは鉄塔の赤色灯のせい。

白く霞んだ夜。

 

ホテルには展望風呂の他に3つ貸し切り風呂があり、空いていればいつでも入れます。試しに行ってみると空いていたので使いました。

 

明け方は展望風呂、半露天風呂、マッサージチェア。設備が良すぎて使い切れません。

 

ご来光の撮影も期待していましたが、翌日も曇って真っ白な世界、太陽がどこにあるのかもわかりません。とりあえずホテルを出て散策。

排気口には、つらら。

樹木に大気中の水分が凍り付く「霧氷」

電波塔も着氷。

この日の朝の気温はマイナス16℃

 

喫茶室の窓には偏光板が置いてあって結露が凍った霜の華が見られます。

 

翌日7時からの朝食もおいしいものばかり。むぎめしトロロとおそばがメインかな。

これを食べたあとのコーヒーやヨーグルトやクロワッサン2種、お代わり自由。お腹いっぱいでお代わりできず。

 

9時20分頃、10時チェックアウト間際になって太陽が見えました。部屋からの写真。

天体観測ドームもありましたが残念。

テラスの鉄柵にも霧氷。

 

帰りも特急あずさに乗って帰ってきました。15時くらいに家に着きました。荷物が重いと乗り換えや待ちが大変ですが、自分が運転しないので電車の旅は楽でした。

極寒の地へ赴いて贅沢な食事を楽しめましたが天気には恵まれずとなりました。もう一度来てくださいということでしょうね。