23日からは能登島家族旅行村 We Land キャンプ場に2泊です。

雨です。

 

 

 

1日中雨の初日、レインコートを着てテントを設営です。こんな雨の日に北陸でキャンプする人はいないようで、広大なキャンプ場を貸し切りです。電源サイトを借りましたが、電源から4~5m範囲は芝が剥げて地面は沼状態でした。しかたなくそこにまずタープを張って屋根を作り、沼にグランドシートを敷き、そのシートの上にテントを張りました。

晩御飯は干物と千枚田で買ったご飯「絶景」。

雨なのでテントの中で調理。車もモノの出し入れであまり雨に濡れないように入口に駐車。

 

明け方5時半のテント隣にある水道。雨は止みました。

雨が上がっています。

テントの中にはコットという長椅子(簡易ベッド)を置いて寝床にしました。テントの出入りのときに誤ってグランドシートからはみ出して踏み出すと靴下が沼でぐしょぐしょになります。幸いにもこのキャンプ場には乾燥機付き洗濯機があり、他に宿泊客もいないので50円で買った洗剤を使って2時間10分の乾燥までのフルコースで濡れた靴下や衣類を乾かすことができました。

 

北陸の海に面したキャンプ場で時期も時期ですからもっと寒いと想像していましたが、実際は暖かく夜でも10度を下回らなかったと思います。能登島自体が能登半島に囲まれて内海のようになっていて海が穏やかなこと、たまたまかも知れませんが風が無かったこと、海が近いので昼と夜で寒暖差が少なかったことがあると思います。いつも行くような標高が高いキャンプ場は明け方氷点下になって凍えて寒さで目が覚めてしまいます。ここでは逆に電気毛布が暑くて汗かいて起きてしまいました。

 

翌日は、宇宙科学博物館コスモアイル羽咋(はくい)という宇宙関連の歴史的遺物の多くを収蔵している博物館に行きました。

マーキュリーレッドストーンロケット↓もともと弾道ミサイル。本物。

 

 

 

 

宇宙人を看板にして怪しさが漂うのですが、中身はほとんど本物という博物館。アメリカとソ連が宇宙開発を争っていたころの遺物を譲り受けて展示されています。マーキュリー宇宙船。弾道ミサイルの先端に乗せて15分宇宙に出て帰還。

ソ連のボストーク宇宙船。大気圏突入の際の焼け跡が残る本物。

 

コスモアイルからの帰りは能登島のひょっこり温泉に寄り、能登島バーガーを夕食用に購入。イカ墨で黒いバンズ。

コンビニで翌朝用の食事やコーヒーを買ってキャンプに戻りました。石川生まれ北陸そだちのビーバー。コンビニにたくさん売ってます。埼玉では見たことがありません。

 

2泊目の夜は天気も良くて天体望遠鏡を出して冬の星々を楽しみました。

 

火星を中心に右上におうし座とすばる。

 

北極星とこぐま座

 

キャビンエリアからヘッデン付けて階段降りてくるうち奥。キャビン棟からは一段高くなっていて海が見えます。

 

火星。もうすぐ最接近。

 

久々に撮ったオリオン大星雲M42

 

すばるM45も高く昇るようになって見やすい季節。

 

晩秋といえばアンドロメダ銀河とこのさんかく座銀河M33

 

木星はすぐに見つけられる。

 

オリオン座にあるM78星雲。

 

天王星。

 

シリウス。

 

ボーデの銀河。M81とM82

 

火星、オリオン、シリウス、天体望遠鏡。

0時近くになって結露が始まったので撤収しました。

 

25日の日の出。7時5分ごろです。

朝食。クーポンが無いとペヤングソース焼きそばになります^^。飽食が続いていたのでちょうどよい感じでした。

キャンプ撤収は天気が良かったので助かりました。びしょびしょに濡れたタープ、テント、シートなどどんどん日が当たる乾いた道路に広げて干していきます。

キャビンサイトから天体望遠鏡を設置していた駐車場と海を見下ろします。

隣の広大な広場。晴れて朝から気持ちいい。

ほぼ時間通りにチェックアウトして次の宿泊先糸魚川へ移動です。

 

カーナビが無いので能登島のキャンプ場から北陸自動車道小杉ICまでの経路を必死に覚えてのスタート、宿泊先のホテルは糸魚川ICからはすぐの場所でした。まったく渋滞もなくチェックイン15時までには余裕のある到着だったのでヒスイ海岸に寄りました。

 

海岸で石ころ(あわよくばヒスイ)を探すという単純なレクリエーションだと思っていましたが、これはなかなか面白くて侮れません。何年もここに通ってヒスイコレクションを増やしていく人もいるらしいです。なんといっても石の種類が豊富、波によってキラリと光る石がヒスイかもと思うと近づいて拾ってしまうハンティング感、1時間以上いたと思います。波から右足が逃げ遅れて靴下を乾かしています↓

 

チェックインのあとはJR糸魚川駅に隣接するヒスイ王国館でヒスイの勉強です。勉強してからヒスイ海岸に行けば石の見分けが早くついてヒスイをたくさん拾えたかも知れません。

埼玉県寄居町でもヒスイが取れるとは知らなかった。

 

 

夜はまたもお寿司を食べました。これだけ寿司を食べられるのはクーポン(2人で5~6千円使用期限翌日までとなると高価なお土産か高価な食事をするしかない)のおかげです。

 

翌朝は「フォッサマグナミュージアム」を見学。

 

ヒスイは沈み込み帯で熱水によって作られて、蛇紋岩に押し上げられて出てくる。ヒスイは重いので叩く道具として最初使用された。

 

純粋なヒスイは白くて、そこに色んな元素が混じって色が着く。

光を通すヒスイもあれば通さないヒスイもある。

 

黒色ヒスイ。ヒスイ海岸でたぶん拾いました。緑色のものはなかなか見つからなかったので色んな種類の石を集めようとしてその一部として拾いました。勉強してから行けば確信をもって拾ってこれます。

 

青くて薄いデュモルティ石をたぶん拾ったので、写真を撮りました。

 

まとめ:ヒスイ海岸でヒスイを見つけたいなら

1:白くてキラリと光る石を見つける。

2:三角や四角や台形など、丸く無い石を見つける。(ヒスイは固いので角が取れない)

です。

 

さらにフォッサマグナパークで断層を見ました。

11月26日糸魚川のお昼ごろはとても暖かでした。

 

フォッサマグナというのは中学の頃に習ったように覚えていますが、フォッサマグナ=糸魚川静岡構造線と長年勘違いをしていました。フォッサマグナは大地溝帯という面であって糸魚川静岡構造線はフォッサマグナの西辺、柏崎千葉構造線が東辺になります。自分たちの住んでいる埼玉県がフォッサマグナの上にあるとは思いもしませんでした。

 

次の宿は長野県戸隠です。

続きます。