AMD Phenom II X4 810 という4コア800MHz(通常)↑2.6GHz(ブースト時)動作TDP95Wで何不自由なく過ごしてきました。
ところが最近フリーズするようになってきました。頻度は3日に1回程度ですが作業を中断してリブートさせるのが面倒です。
そういえば昨今の自作PC業界ってどうなってるのだろうと少し調べました。
PC自作業界は廃れているのかと思いきやテレワーク需要で部品が品薄になるほど盛り上がっていました。
・マザーボード選定で重要視したのは、前回同様CPU周りの高耐久コンデンサ。
→最近はゲーミングマザーなんて呼ばれるようです。もはや拡張性などは求めていないのでATXマザーではなくmicroATXマザーにしました。値段も8割くらいになります。台湾ASUS の TUF B450M-PRO GAMING 9880円に決定。
・CPU選定ではコスパ重視。
→Ryzen 5 1600(AF) が6コア12スレッド3.2GHz↑3.6GHzで12200円(ただし一瞬で品切れ)
→Ryzen 5 3400G が4コア8スレッド3.7GHz↑4.2GHz、グラフィック機能付で20152円
最近はCPUよりグラフィックカードのほうが値段が高いようで、1600(AF)だとしても1.5万円のグラフィックを付けたら合計2.7万円。グラフィック機能内蔵の3400Gにしました。
・メモリは大容量であればよく、できれば安定重視。
→マイクロンのメモリブランド Crucial か、カメラ用高速SDCで信頼して使っているトランセンドに。両方とも16GB(8x2)で7500円前後。ショップの都合で Crucial に。
・SSDはM.2(Type2280)を使ってみたかったので調査
→500GBで9000円前後が売れ筋。Western Digital の500GBに決めていましたが品切れで上記同一ショップ内にあった同一価格帯のHPのSSD、M.2 NVMe、512GBにしました。
・OSはWindowsのリプレースで必然的にWindows10
→家を探したらWindows7のCD発見。これでWindows10は無料に。
・インストール用メディア
→32GB東芝USB3.0が750円。今までUSB1.0 を使っていたので驚きの速さと安さ!
すでにPCケースはATXサイズのしっかりしたものを持っているので中身の入れ替えだけです。
うち奥が以前の買い物でVISAプリカ1万円を持っていたのでマザーボードはそれで買ってもらいました。
かかった費用は CPU、メモリ、SSDの3点合計で3.7万円。これが届いて早速組み立てました。
が、10年の間に、ATX電源規格が拡張されていました。マザーボードに電源供給するピン数がいつのまにか20ピンから24ピンに。
しかたなくATX電源追加です。
ワット数を調査するとCPUが65Wで現在使用中の95Wより大幅に節電になってますが、最大性能を出すと135Wくらいに達するようです。人気のあるグラフィックカードは125Wくらいなので、電源は最低で300Wくらいが多く市場に出ているようです。既存HDDを外付けで運用したり、もしかしてグラフィックカードを追加することも考えて550W電源を追加購入(1万円ぴったり)しました。
Windows10のインストールUSBはXPからは作れません。作成ツール自体がダウンロードできないのでうち奥PCで作りました。
新PCへのWindows10インストールは5分くらいで終了。昔NTなんかはフロッピー35枚とかで数時間かけて大変だったのに、8GBもあるようなOSがUSB3.0のせいもあって5分で入ってしまうとは隔世の感があります。
合計4.7万円のWindows10完成。
FDDやHDDやDVDなどが不要なので(というよりそのままではI/Fが古すぎて接続できない)、ものすごくスカスカ、BIOSもいじらず、数時間で組み立てが終わってしまいました。
よく使うレイトレーシングソフトで性能比較してみたら17倍近く速くなってました。論理CPU数が8倍、クロック数も2倍、速すぎです。OSの起動もコールドブートで10秒くらいです。
それはそうと、SSDは総書き込み回数に上限があるみたいですね。今回買ったSSDは320TBW(Tera Bytes Written)。一日40GB書き込みで5年という寿命の試算がインテルサイトにありました。
1日そんなに書き込まないと思うかも知れませんが、サーバーなど複数の人が利用するマシンの場合は1日40GBくらいは普通みたいです。
個人のPCでも、休止やスリープを使って運用している人は、メインメモリ数GBをSSDに退避するので寿命が短くなるようです。SSDにOSを入れている場合はコールドブートでも十分速いのできちんとシャットダウンしたほうが良いようです。
さらにWindows10では標準でデフラグが週単位で走る設定になっていて寿命が縮まります。
OSドライブはそう頻繁にファイルが移動しないのでデフラグは不要と割り切り、ドライブの設定で早速デフラグバッチを外しました。
17倍速い赤い機体(^^)