11月30日夜、天気は上々、マウントジョン天文台での観望会に期待が膨らみます。

 

受付集合場所で首下げ式の赤色LEDライトを渡されます。参加証+ライトはこれだけ制限、の意味があります。

防寒着を配るコーナーには懐かしの小澤さんが待っていてくれて、しばらく話込みました。

 

建物を出るとバスが待っています。日本語ツアーなので19名の日本人が参加、バスの中はすでに暗い赤色灯になっています。

バスは途中までライト点灯していますが、山の中腹辺りから消灯して進みます。ときどき穴ウサギが飛び出てくるので轢かないように運転するようです。

 

山頂では注意事項の後、ガイドの星の説明が始まります。内容的には前日の Crater Summit と似ています。そして同様、自分のカメラで星を取りたい人は迷惑にならないよう勝手に撮ってよいことを告げられます。頂上にはプロのカメラマンもいて、ミラーレスでない一眼カメラを預けるとプロが写真を何枚か撮って、ツアー終了時にカメラを返してくれるとのことでした。私のカメラはミラーレス、残念のようなそうでないような...

私は天体望遠鏡にカメラが接続できるようにカメラマウントまで持参していましたが、赤道儀式の望遠鏡はなかったのであきらめざるを得ませんでした。

 

少し違うのは、こちらは大きな天体ドームで40cmくらいの反射望遠鏡で観察できることでしょうか。見たい星をリクエストできるのもいいです。

マゼラン銀河の近くにあるタランチュラ星雲ときょしちょう座47番球状星団を見せてもらえました。通路に設置してある自動導入望遠鏡でNGC5189をリクエストしましたが、「はえ座の惑星状星雲ですね」と返されてよく勉強してるなーと感心しました。「よくご存知ですね」というと「必死に語呂合わせで勉強してます」とのこと、サダルテミスさんを思い出しましたよ^^。残念ながらNGC5189は導入できず見れませんでした。

 

 

山頂に着いた直後の一枚。まだ南十字が真下に来ていないので前日のツアーより少し早い時間に撮ったのがわかります。

 

 

オリオン座とおおいぬ座とカノープス。

 

大小マゼラン銀河を一枚に入れてみました。小マゼランのすぐ右上にあるのが、きょしちょう座47番。たしかに球状星団というより恒星に見えます。恒星だと思われて番号がついちゃったのは有名ですよね。大マゼラン主役の一枚。

 

小マゼランを主役に。

 

ガイドさんが暗い夜空では人工衛星がかなり飛んでいるのがわかります、と説明直後、この明るさと速さはISSでしょう、と言ったときにマゼランを撮ってました。マゼラン銀河とISS。どのくらい貴重なショットかは不明です。

 

こんな近くを人工衛星がしょっちゅう通ります。

 

時間も遅くなってきて撮ったアストロカフェ。暗くて星がよくみえていい感じです。

 

最後にイータカリーナのあたりとマゼラン銀河。

 

ラッキーなことに流れ星も写ってました。

 

記念撮影で終了です。画像データを見ると、Canon EOS 6D ISO12800 15秒 で撮ってます。真っ暗な中、一瞬ライトで照らされて顔が写ります。

さすがプロの一枚です。

 

ニュージーランドのいい思い出になりました。

天体望遠鏡のレンタルとかあったら自分で色々撮りたいものがたくさんでした。