11月28日は早朝から起きてクイーンズタウンからマウントクックへ移動です。

 

クイーンズタウンを出て30分くらい、道路脇はぶどう畑です。気候が適しているそうです。

 

クロムウェルの Jones Family Fruit Stall で最初の休憩。初夏を迎えてバラを始めとしたたくさんの花が満開。

ガーデンがあって紫の見慣れない花。

薄紫とピンクの花も盛りです。

ガーデン脇でここで作られたワインの試飲。これはチェリーワイン。飲んでみると甘くておいしい。お店の人が指差して「ほら、ここの木になってるチェリーで作った」と教えてくれます。

 

なるほどベンチ横はすぐさくらんぼの木。すでにたわわに生ってます。

 

2回目の休憩はオマラマ。マウントクックまで行ってしまうと食料品を買う場所がありません。

水とお昼用にサンドイッチを購入。

 

途中、プカキ湖のビューポイントによります。

 

マウントクックロッジにチェックインするも、まだ部屋には入れないので貴重品以外の荷物を預かってもらいます。

ハーミテージホテルに向かって歩いていき、インフォメーションセンター前のベンチでお昼です。

上高地かスイスかといった絶景を見ながらサンドイッチを食べました。

野鳥もたくさんいます。

 

ハーミテージホテルです。思えば前回ニュージーランドに来たときは5月(冬)、予約をしてあったのにこのホテル手前の急な登り道が雪で覆われてレンタカーで登れず、現地で電話で泣く泣く宿泊をキャンセルしたのでした。いまにして思えば、テカポにレンタカーを置いて、観光バスでハーミテージホテルに向かうという手もあったかと思います。

 

ハーミテージホテルに来たのは、夜のビッグスカイ星空観望会に申し込むためです。天気は50パーセントくらい曇り予報ですが、もしかしたらいろいろ見えるかも知れないので申し込みです。

 

ハーミテージホテル前には、サー・エドマンド・ヒラリーさんの銅像。

チェックインまで時間があるので、フッカーバレートラックを歩いてマウントクックの絶景を見に行くことにします。

 

7.5kmを往復です。途中つり橋が3箇所、ミュラー湖のほとりを行って最後にフッカー湖の水辺に到達。

 

はじめはこんな平原。

 

 

つり橋。谷間なので揺れます。一度に20人までと警告がありますが、あまり気にしている人はいません。

 

雲間からアオラキ山(マウントクック)が見えてきます。最初は暑いくらいの気温でしたが、山に近づくにつれて冷たい風とときおり小雨が降ります。Tシャツで来ている人も、山に近くなるとレインコートを羽織って震えていました(もちろんアジア系の人たち)。

 

ときどき雲が完全にとれて山頂が見えます。

 

花とアオラキ

 

ここがフッカーバレートラックのゴールです。フッカー湖には氷河がダイレクトに流れています。アオラキをえぐってきた氷河自体が、向こう岸にカマボコ型に見えています。

 

往復3時間半のトレッキングを終えて、ハーミテージホテル内のレストランでポークとパイナップルのピザ(直径35cmくらい)とサラダとコーラで晩御飯。

 

往復15km以上、携帯電話の万歩計は27809歩でした。

 

 

夜はハーミテージホテル前に23時15分に集合してビッグスカイ観望会に参加。

参加者はハーミテージホテル宿泊の日本人15人くらいとロッジ宿泊の私たち2人。バスで10分くらいの場所に専用の観望地があります。

大口径の天体望遠鏡2台と、ホットチョコレートがサービスできるキッチンがある建物があります。

 

このときの空は雲がちでときどき星座がわかる感じでした。到着直後が一番見えていて、ケンタウルス座のα、β、南十字座、アケルナル、カノープスなど観望できました。

 

私はすみっこで解説を聞きながらカメラをセット。カメラのモニターの明かりがほかの人の迷惑にならない場所で写真を撮っていましたが、ほぼ雲にやられてまともに撮れたのはこの一枚くらい。

 

カノープスです。高度56度くらいまで昇っているので日本ほどありがたみはないですね。

 

レーザーポインターでカノープスを解説しているところを写してました。日本で見るときはいつも低空なのでオレンジ色のイメージがあるカノープスですが、もちろん本当の色は白です。雲間の狭い領域ですが、がか座、かじき座も写ってます。

 

深夜1時にロッジに戻り就寝。

翌日はテカポで星空ツアー予約があるので前哨戦といったところでした。