11月25日はミルフォードサウンド1日ツアーに参加するため5時の早起きです。
クイーンズタウンのこのホテルは3日後またチェックインするので、重たくて当面不必要の荷物(三脚や赤道儀や双眼鏡などなど)を前日に預かってもらいました。
朝食を軽く済ませて6時55分にはホテル前でサザーンディスカバリー社バスを待ちます。が、なかなか来ません。やっと来たと思ったら、名簿にわれわれの名前は無く、次のバスだと言われます。7時半くらいになってやっと目当てのバスがやってきて乗り込みました。
クイーンズタウンからミルフォードサウンドまでは、直線的に結ぶ道が無いので山を大きく迂回するようなコースを取ります。
ちなみに地名ミルフォードサウンド(Milford Sound)のサウンドは音のことかと最初思いましたが、海峡や入り江といった意味の単語です。
最初に名前をつけたところ、実際はフィヨルド(Fiord)だったので本来ならミルフォードフィヨルドにすべきだったようです。
スタート直後から絶景が続きます。
とにかく広い牧草地。いるのは羊、牛、ときどき馬。
途中テアナウの町の Alpine Centre Cafe & Bar でトイレ休憩。
アルパカがいました。ニュージーランドはアルパカの毛皮生産も手がけていてあちこちで飼われていました。
テアナウは本日の宿泊地。ミルフォードサウンドからの帰りはここでバスを降りてホテルに向かうことになります。
だいぶミルフォードサウンドに近づいてきたところにある草原です。
緑の峡谷
ここを流れる水は甘いらしいです(あとから知ってテイスティングはできず;;)
ミルフォードサウンド直前、唯一のトンネルです。車一台分の幅しかないので交互通行です。対向車が過ぎるまでしばらく停車します。
バスは天井が透明なので、せまりくる絶壁がよくわかります。岩盤は花崗岩で硬く最初トンネル工事に集められた人たちはつるはしとショベルを渡されて途方にくれたとか。
ニュージーランドの特に南島のこのあたりは地殻プレートがぶつかり合う高い山脈と氷河、タスマン海からの風による降雨、降雪による険しい地形で、道路を作るのもトンネルを掘るのも本当に大変だったみたいです。
雪崩による工事関係者の死亡も多かったようですが、近年はヘリコプターから爆薬を落として人口的に雪崩を起こして未然に災害を防いだりしてるみたいです。サイレントキラーといった雪崩に伴う高圧縮された爆風が周囲の木々をマッチ棒のようになぎ倒す話は驚きました。
ミルフォードサウンドに13時くらいに到着して、クルーズ船に乗船します。
昼食付ツアーだったので予約席でObento(と書かれたお重)をいただきます。
2階席でObento席があったのは我々ともう一カップルで、メニューは違っていました。豪華な和食、味噌汁、緑茶付でちょっとうれしかったです。たぶん中国の団体さんは1階のビュッフェスタイルのランチで、出発して30分くらいしてからたくさん2階席や屋上デッキに現れてきました。
ここからミルフォードサウンドのクルーズが始まるのですが、長くなったので一度区切ります。
続く。