キャンプのメンバーに出題。
1月6日は金星の西方最大離角、金星は太陽から0.72天文単位(太陽-地球間を1とした距離)とします。太陽と金星の概算角度を求めよ。
非常に大雑把ですが、0.72 ≒ (√2)/2 であるところがミソ。
直角二等辺三角形になるので、答えは45度です。
※0.72 は √2/2=0.707 より少し大きいので今回の実際は46.9度
さらに金星が昇ってから太陽が出るまでの時間は、45÷15=3 で、約3時間後になります。こちらはみんな正解しました。
※黄道から金星がずれているので今回の実際は3時間40分ほどです
ちなみに水星の最大離角も約0.4AUを知っていれば24-30度未満程度と概算できます。
※もし0.5AUなら、ご存知1:2:√3の直角三角形で30度になる
さて部分日食です。
バーダープラネタリウム社のフィルタを貸してあげました。
スマホとカメラで部分日食撮れるかな~
どれどれ。(プライバシー保護のため目線を入れています)
スマホではそれっぽくは写りますが難しかったようです。
うち奥はダンボールにピンホールを空けて投影。
ちゃんとひっくり返しで写ってますね。
私は、食の開始から終了まで、16秒置きに撮影していました。
望遠レンズを使ったため、三脚に固定したカメラでは3時間のうちに視界から太陽が外れてしまいます。
2回ほど位置を調整したので本来3部作ですが、食の最大を含む分だけ動画にしてみました。
9時34分から10時47分まで、240倍速のタイムラプス(動画1秒が4分相当)です。
牧場で「過激な食パン」を買って、解散となりました。
天文イベントあり、トランプ(大貧民)あり、楽しいキャンプでした。