フォトカップラのLEDとフォトトランジスタの間に玉が入っていて、光を遮断しています。
傾くと、光が通じ、フォトトランジスタに電流が流れます(ONになる)。
という面白い製品です。
ほかには、円柱形の密閉容器に水銀が少量入っていて傾くと導通するような傾斜スイッチもあります。
今回はこの使用失敗談。
ちょっとした落とし穴があるので今後使う人が同じ失敗をしないようにメモっておきます。
マニュアルから抜粋
右上のPCBレイアウトにあるように、2.54mmを単位として1:2の長方形にピン4本が配置され、とても小さいのはいいのですが、
カソードとエミッタをグランドに配置するとなると対角位置です。
小ささゆえですが、ブレッドボードにどう刺しても使うことができません。(1)
ブレッドボードで動作確認できないので、下半分にあるアプリケーションサーキットを見て回路設計をして半田付けしてしまいました。
図ではグランドが揃っているのでエミッタ-コレクタを逆に設計して最初動きませんでした。(2)
LEDは定格25mA最大50mAなので、5Vで使うならRD=200Ωはもっともな値です。
ところが、RL=1kΩはいただけません。1kΩ抵抗もこの傾斜スイッチも正しく半田付けした後、動作確認するも、出力を受け取るPIC側がまったく反応しません。
テスタを当てて電圧を測ってみたところ、OFFのとき、2.9V、ONのとき2.1Vまでしか下がりません。(3)
5VのTTL(トランジスタ-トランジスタ-ロジック)の中でももっとも中途半端な2つの値(涙)
PIC側がLowを判断するには0.8Vを下回る必要があります。可変抵抗を使って万能基盤に回路を組み、RLの最低限の抵抗値を測定しました。結局、2kΩで0.8Vを下回り、3.9kΩのときで0.3V程度まで落ちることがわかりました。
教訓:
ブレッドボードが使えない部品は実験必須。(1)
部品のピン配置は物理図をよくみる。(2)
アプリケーション回路図にある回路定数は参考程度。(3)
ちなみに実際にこの傾斜スイッチを使うときには、RL=10kΩにしました。

