翌11月5日はよく晴れていました。
キャンプ場のある山を更に登ったところに富士山が見える高台があるというので車で向かってみました。
受け付けの奥さんの話では、町役場の許可を得て富士山が見えるように木を伐採したところ、誰も気付いていなかった国有林が含まれていて一悶着あったようです。
山頂は雪が既に降ったはずですが、ほとんど白くはなっていません。
お昼は山を降りて漁協仁科直売所で「イカ様丼」を食べました。
新鮮なイカがたくさん乗ったどんぶりで大満足。
戻ってからは予約していた五右衛門風呂に入って温まります。
お風呂上りの夕方、キャンプ場は月と火星が見えています。2日目は土曜日ということもあって両隣に他のお客さんがいます。高台にも別のお客さんが陣取っています。
望遠鏡を設置したあと、声をかけて、一緒に月、火星、アンドロメダ銀河、アルビレオ、リング星雲を観望します。
きけば「おうし座流星群」を見に来ていたとのこと。分かれたあとは、ハンモックで仰向けになって流星観望をされてました。
晩御飯はお酒と卵入りきつねうどん、お風呂も入ったので急に眠くなります。
目標天体リストにある星がしし座にあることもあり、23時50分に目覚ましをかけて寝ることにしました。
目覚ましより30分早く目が覚め、23時半天体写真の撮影開始です。
ピント合わせはダブルクラスターh-χ。
オリオン大星雲も撮っておきます。
ついでにウルトラマンの故郷M78星雲も。
とその切り抜き。
オリオンの頭部にあたる散開星団Collinder69
オリオンの冠のようにも見えます。
ふたご座のつないだ手の部分。何も名前がありませんがなんとなく撮影。
ステラリウムで説明するとここ。
ふたご座の足にある、M35。
近くにある小さい星団は、NGC2158。
0時53分、北斗七星のカップの部分が昇ってきて狙いやすくなったボーデの銀河
上がM82、下がM81。
なかなか空のコンディションが良いようなのでおうし座のかに星雲M1も狙ってみます。
とその切り抜き
クリスマスツリー星団と言われるようになったカシオペア座のM103。
なんだかメシエマラソンの呈になってきました。それも最終目標がしし座のデネボラあたりにあるせい。周りを林に囲まれているせいで、しし座がなかなか見えてきません。
星図を見ていてカシオペア座に2つのNGC天体が接近したダブルクラスターっぽい星団を見つけたので撮ります。NGC7788とNGC7790。
こちらは切り抜き。
奥がアプリで見つけた「はと座NGC1808」リクエストがあったので撮ります。はと座は低いので林の間からぎりぎり狙った感じです。
家に戻ってから何の銀河だかわからなかったのでSVG判定
全体
とその切り抜き
前日は光害カットフィルターを付けて撮影していたので全体が青っぽい感じでした。
2日目は最初からフィルター無しで撮影、前日も撮っていたM45すばるを再度撮影。
写りが前日より格段に良かったので、M33も再撮影。
ついでに矮小不規則銀河IC10も再撮影。
とその切り抜き
ここまでで深夜2時半となりました。
続きます。