先週末、Vixenさんの工場見学ツアーに参加してきました。

(追記)ツアー申し込みできるのは、ビクセンユーザークラブ「トナかい」会員限定です。

 

3ヶ月に一度、少人数(今回6名)、5回目のツアーということでした。

何度も応募してやっと当選した方もいれば、私のように初回で近所で当選という人も^^。

 

自己紹介兼好きな天体など順番に話しをしてから次に、

社史や製品/イベントに対する取り組みなど一通りプロジェクタで説明があります。

ポラリエのスケルトンモデル

10月に出る新製品(詳細は秘密)など実際に触らせてもらえました。

 

小休止のあと、実際の工場見学になります。

途中でクイズがあったり、ベアリングの嵌め合い体験、光軸調整の現場など3時間が楽しくあっという間に過ぎました。

 

各部品は下請けの会社が製作しており、心臓部を除くと最終組み立てと調整がビクセンさんの仕事でした。これは納品された鏡筒↓

 

心臓部というのはウォームギアとウォームホイールのことで、1/1000mm単位で狙った精度で作られています。

工作機械精度も当然高いのですが、1/1000mm以内で収めるのはやはり難しく、実際はたくさん自動で作っておきながら精度が出ていないものを検査で捨てているそうです。←IntelのCPUなんかと同じか・・・

検査に合格できなかった廃棄予定ウォームギアは最後にお土産としてツアー参加者に配られます^^。

 

ロゴマークを鏡筒軸に平行に貼り付ける作業

 

TVでも放送されていたレンズ拭き(拭き3年!だそうです)、コバ塗りには開明墨汁がベストだそうです。

 

実習でベアリングを軸に嵌めるのですが、お互いがあまりに正確にできているため嵌めることが難しくなっています。できるだけ水平にベアリングを当てて両手を使って左右均一の力で

掌底でガチっとなんとか嵌めることができました。1分でできるかが課題でしたが、6人中嵌めることができたのは私を含め2人だけでした。かなりピンボケ↓

 

これもTVで放映されていましたが、ベアリングの玉を格子状に板に埋め込んで白熱電球で斜め下から照らし星に見立てるもの。30m先から光軸調整用の星として使います。

ピンホールやLEDを星に使うことはできないのでこれはいいアイデアだと感心しました。

 

17時にツアーが終了してからショールーム(17:30まで)へ足を運びます。

アルミ三脚の開き止めのネジを過去に1本紛失しており、今は不恰好にも市販の長ネジとナットで締めていました。

ネジとナット1対なので100円もあれば買えるだろうと(ネットで買うのも送料など考えたら難しいので^^;)ツアー参加ついでに立ち寄ったわけです。

 

ショールームに展示してある望遠鏡の該当三脚のネジを指差して、在庫があれば購入したいと申し出ましたが、ツアー参加者だとわかると2対(1対は予備ということで)タダでわけてもらえました^^。本当にありがとうございました。

 

私のような工作好きにとって工場見学はなかなか楽しいものでした。

参加をお勧めしたいツアーでした。