GPSでぴったり時計のコア部分はGW中にできていました。
そして自作7セグメントLEDによる表示を目標に設計を開始。
時計にするには最低4桁にする必要があって、いままでの回路では配線数などで賄い切れません。1桁表示するのに7本なので4桁全部で28本。一方、使うPICの足は電源除くと12本です。
解決方法を探してネットを徘徊し、秋月を見てみたらタイムリーに新製品が出ています。
74HC595というシリアル→パラレル変換ICを超小型にキット化したもの。1個160円。
本来はこのキットに7セグLED製品(自作じゃなく^^;)が搭載されます。
この製品はSPI接続で3本線があれば数珠繋ぎに桁を増やしていくことができます。
RTCのSPIモード=1で、この74HC595がモード=0なので時刻の取得と出力で切り替える必要があるのがちょっと惜しかったです。
片面銅箔基板10cm X 7.5cmをカットせず、そのまま使うことにしました。
彫刻が終わって、ゴム型を使ってUVレジンを凝固させたところ。
正面から
斜め上から
厚紙で枠を作って、白色プラキャストを流しこみます。液漏れしないよう縁はパテで補強。
ポイントは内側に貼った両面テープで、剥離紙をはがさずそのままにしておきます。こうすることでプラスチックが紙にしみ込まず、きれいに型取れます。
すべての部品を接続。
お試し点灯。周りのマットの明るさをみてもわかる通り、デジカメだと発光部がものすごく明るく写ってしまいます。見た目はこんなに明るくありません。
シャッター速度を速めて暗く写るようにします。
撮影時刻を入れてみましたが、2分ほどカメラ内蔵時刻は早いようです。
後ろのスイッチ切替で日付も出ます。
日付が出るように改造したせいで、うるう年や大の月、小の月判定を入れました。
※GPSから取得する日付時刻はUTCなので日本時間0時以降~9時未満に時刻合わせすると日付が前の日になってしまうので^^;
Φ3mmL3cmネジを2本使って脚を作り、立て置きしたところ。
さらにエージング設定で年間通じて時刻の誤差を少なくしたいところなんですが、ここまで作ってしまったあとではいい方法が思い浮かびません。
取り合えず素材費1500円程度でGPS時刻合わせ時計が出来上がりました^^。