R200SSの主鏡を外して掃除しましたので、元に戻さないといけません。

レーザーコリメータを持っているので簡単にぴったり合わせました。

そのまま星を撮って確認してみます。

今の時期、東天にはすばるがいい具合に昇ってくるので利用します。
わざとピンボケにするとコマ収差方向がよくわかるので光軸の位置を推測できます。
撮ってみてびっくり!全然合ってません。


赤ドットのあたりに光軸があるように見えます。


このドットのあたりに微動で恒星を置いて、主鏡調整ネジで恒星がセンターにくるように調整してみます。すばるだと星の位置がバラバラなので、もっといい方法はないか考えてみました。
カメラモニタには画面を9分割する線を表示できます。その交点4つにカペラを持ってきて写して、比較明合成してみます。


それぞれのコマの方向を大雑把に書いて、光軸の位置を推測します。


その位置(中央右やや下)にカペラを置いて、主鏡調整ネジでカメラセンターにくるように調整しました。


中央部分をよく見てみます。


ドットが画像中心カペラ像中心ドットとはX方向10ピクセル、Y方向20ピクセルほどずれていますが、カメラモニタを見ながらの調整ではズレが確認できないほど小さな誤差です。
重要なのは、ほぼ画像中心のカペラにおいて、斜鏡円と主鏡円は完全に同心円になっていることです。
気が付きましたが、R200SSのスパイダーは少しセンターからはずれているんですね、初めてはっきり認識しました。←今日いろいろ調べていたら3.8mmオフセットされているそうな。

で、この状態でレーザーコリメータを装着して確認すると、センターからはかなり外れています。


このずれが何故起きるのか、現在頭を悩ませています。
斜鏡調整は出荷時からはいっさいしていないけど、斜鏡がずれている?
カメラのCCD面が主鏡と垂直ではなくなっている?
はたまた、撮像が完全なので気にすることはないのか。

もう少し研究が必要そうです。