今回のカンパーニャ嬬恋キャンプ場遠征でリスト筆頭が「クエーサー 3C 273」でした。
HIP番号でいうなら HIP60936  です。

去年11月3日に六都科学館の図書館で知り、撮りたいリストに入れて機会をうかがってました。
おとめ座Porrima(おとめ座γ星)あたりにあるので5月が最適な撮影時期です。

なんといっても
・すべての波長において宇宙で一番明るい天体(シンクロトロン放射)
・アマチュア望遠鏡で見ることができる最も遠い天体(24億光年)
・点光源に近いのに重さは太陽の7~10億倍(ブラックホール+降着円盤)
といった特徴があるので、一度は狙ってみたくなる天体であるのがわかるかと思います。

とても遠いので近傍に見える恒星の動きを捉える基準点にもなるなーと考えていたら、実際遠くて平行光線とみなせるのでVLBIを使った2地点間の高精度な距離測定なんかにも使われるみたいです。

明るいといってもものすごく遠いので見かけは13等級の天体、夜空の暗い良い観望地でないと撮影は困難です。私の機材では点として写りました、で終わることはわかっていました。

ちなみに3月にまーぼさんが狙ってます。リンク「24億光年彼方のジェットを狙う

クエーサー3C273の場所はおとめ座のこの辺。


写真全体


部分切り出し


クエーサーは宇宙初期にたくさん作られ現在は餌がなくなっておとなしくいろんな銀河の中心に鎮座してるというのが現在の定説みたいですね。

(我々の銀河系を含むほとんどの銀河は過去にクエーサーの段階を経験し、現在は中心のブラックホールに質量が供給されていないためにエネルギー放射活動をしない平穏な状態にある - Wikipedia)